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村上農園×東北大学、最強のタッグが「老化」の常識を変える!? ブロッコリースプラウトと超硫黄分子の研究最前線!
健康や美容を大切にしたい人の間で、近年注目を集めているのが、FYTTEが2026年のヘルスケアトレンドとして提案する「養生コスパワー食」。タイパやコスパを意識しながら、日々の食事でムリなく体を整えたいというニーズが高まっています。そんな中、発芽野菜の国内シェアNo.1を誇る村上農園が、東北大学大学院医学系研究科と共同研究をスタート。スーパーフードとして知られるブロッコリースプラウトと、そこに含まれる注目成分「超硫黄分子(スーパーサルファイド)」の可能性に迫ります。
Contents 目次
老化と深く関わる「超硫黄分子」って?
「超硫黄分子」という言葉を聞いたことがあるでしょうか? これは、強力な抗酸化力により、病気の予防や健康維持につながる可能性があると期待されている成分です。

超硫黄分子研究の第一人者である東北大学の赤池孝章教授は30年以上にわたり酸化ストレスの研究を進める中で、生命活動の根源的なエネルギー代謝に「硫黄」が重要な役割を果たしていることを見つけました。
じつは、私たちが酸素を使って呼吸する「酸素呼吸」と同じように、体内では硫黄を使った「硫黄呼吸」も行われていて、生命を維持するためのエネルギー(ATP)を生み出しているそうです。
とくに注目されているのが、老化制御への影響です。学術誌「Cell」に掲載された老化の説明項目12のうち、なんと6つに超硫黄分子が関わっていることが明らかになったのだとか。また、マウスによる実験では、超硫黄分子を作る機能が下がると、肺の老化が進むという結果も確認されており、老化研究で注目のテーマになっています。
「超硫黄分子」はブロッコリースプラウトにたっぷり含まれていた!

これまで超硫黄分子はニンニクや玉ねぎなど特定の野菜に含まれていることが知られていましたが、最新の研究で驚きの結果が出ています。大阪公立大学の研究によると、野菜の中でもブロッコリースプラウトの含有量が圧倒的に多いということが判明したのです!
具体的な数値で見ると、ブロッコリースプラウト約3256.1(μg/g)、玉ねぎ約782.8、ブロッコリー約473.2と、ブロッコリースプラウトは玉ねぎの約4倍、成長したブロッコリーの約7倍という驚きの数字になっています。
さらに井田特任教授によれば、ブロッコリースプラウトの超硫黄分子は、一般的なアミノ酸(システイン)に比べて抗酸化力が100倍〜1000倍にもなるという報告もあり、これは日々の健康のサポートにつながる可能性が期待されます。
村上農園の村上社長は、もともと健康作りに役立つ成分として「スルフォラファン」という有用成分に着目し、20年以上ブロッコリースプラウトの普及にとり組んできました。
今回の研究では、スルフォラファンの多い個体ほど超硫黄分子も多いという関係がわかり、共同研究を進めることになったそうです。
研究の背景とこれからの可能性

村上農園がブロッコリースプラウトに力を入れるきっかけは、1996年に起きた「カイワレ大根によるO157風評被害」の経験でした。
売り上げが大きく落ち込む中、米国の研究で発見された「がん予防につながる成分(スルフォラファン)」に出会い、再起をかけてライセンス契約を結んだのが始まりとのこと。
それ以来、村上農園は野菜を育てるだけでなく、成分を科学的に分析し、エビデンスを重視した製品作りを続けてきました。
一方で、東北大学は超硫黄分子の研究で世界的な知識を持つチームです。「エビデンスにこだわる国内シェアNo.1企業」と「世界的権威の研究チーム」の組み合わせは、これからの食品研究に新しい展開をもたらす、まさに最強の組み合わせ!
井田教授は今回の研究で、スルフォラファンと超硫黄分子が結びついた「キメラ分子」の存在にも注目しています。この新しい分子は、単独の成分よりも高い抗酸化作用を持つ可能性があり、今後の研究でどんな効果が明らかになるか期待が高まっています。
毎日の暮らしでどう活かせる?
では、実際にこの研究が進むと、私たちの生活にはどんな変化があるのでしょうか?
まず期待されるのが、特定の超硫黄分子を強化した「次世代のブロッコリースプラウト」の誕生です。村上さんは、研究成果を生かして、具体的な健康機能に合わせたバリエーション豊かな商品を生み出したいという思いを語っていました。

また、気になる「食べ方」についてもアドバイスがありました。
スルフォラファンは熱に弱い性質がありますが、超硫黄分子は比較的熱に強く、脂との相性もいいことがわかっています。
赤池さんは、「加熱調理をしても硫黄成分そのものは変わらない」と話しており、サラダのような生食だけでなく、いろいろな料理法でとり入れられる可能性が示されています。さらに、牡蠣などに含まれる「セレン」と一緒に食べると、よりよい効果が期待できるという報告もあるそうです。
現代では「健康寿命をどう伸ばすか」が大きなテーマになっている中、村上さんは「これからは‘発芽’と‘発酵’の時代が来る」と話しているのが印象的でした。
手軽にとり入れられて、特別な調理もいらないブロッコリースプラウトは、忙しい毎日の中でもムリなく続けやすい「養生コスパワー食」! 村上農園と東北大学のとり組みが、私たちの食卓と健康の考え方をどう変えていくのか、今後の研究にも注目です!
取材・文/FYTTE編集部



