無味無臭でココナッツオイルのいいとこ取り

ダイエットのためにココナッツオイルを試してみたけれど、「独特の味や風味が苦手だった」という方は多いはず。
あの『完全無欠コーヒー』のレシピにもあったMCTオイルは無味無臭でどんな料理にも相性が良いのが特徴です。
ココナッツオイルの長所を残しつつ、そのうち「中鎖脂肪酸」だけを抽出したのがMCTオイルです。MCT自体はココナッツやパームヤシの種子に含まれる天然成分です。

中鎖脂肪酸は、分子の長さが短いため、一般的な油脂の長鎖脂肪酸と比較すると約4倍の速さで消化吸収します。効率よくエネルギーに転換されるため体脂肪になりにくいというメリットも。動物性脂肪の燃焼を助ける働きもあり、体脂肪を減少させる効果も期待できるといいます。
脂肪燃焼のほか、脳のエネルギーにもなるので、集中力が高まるとされていて、試したくなる注目のオイルです。

スティックタイプが便利！

カルディで取り扱う『仙台勝山館MCTオイル』は中鎖脂肪酸の原料にこだわり、100％ココナッツ由来を使用。中鎖脂肪酸の中でも特にエネルギー効果の高いカプリン酸（C8）、カプリル酸（C10）のみを抽出しているとのこと。

ボトルタイプとスティックタイプがありますが、今回は持ち運びができて手軽な4gずつのスティックタイプを使ってみました。
調理の時に使用することができないので、飲み物に入れたり、サラダにかけたりして摂取するのがいいのですが、家でなかなかゆっくり飲み物タイムが取れない人も多そうです。
外にいることが多い人はスティックタイプがあると、カフェやオフィスでも飲み忘れがなく、続けることができますね。
スティックタイプは1日３袋を目安に摂取します。

コーヒーが定番。サラダにも◯

MCTオイルのとり入れ方の定番はコーヒーです。無味無臭なので、紅茶でもハーブティーでも本来はいいのですが、いちばんおいしいと感じるのはなぜかコーヒーです。
麦茶や冷やし緑茶などは後味がヌルヌルしてしまい、どうしてもおいしいとは感じられず…。コーヒーだと、どんなに薄味のコーヒーでもまろやかになり、完全無欠コーヒーでもすすめられている通り、相性が良いことがわかります。

そのほか粉を混ぜてつくるタイプのスムージーとも相性が悪く、粉がダマになってしまいました。フルーツや野菜からつくるのであればいいかもしれませんが。
そのほかオリーブオイルのようにアボカドにかけて食べてみましたが、無味無臭ですので、味の変化はありませんが、食べ応えが増します。サラダは好相性だと思います。

もちろん、サプリのようにそのまま摂取してもいいようです。その場合もスティックタイプは使いやすいですね。
前述の『完全無欠コーヒー』のデイヴ・アスプリーさんの著書によると、MCTオイルを夜スプーン１杯、摂取すると、寝ている間に脂肪が燃え、翌日集中力が高まると述べられています。

油なので最初はお腹を下すこともあり、ゆっくりとり入れるのがいいようです。短期間ですが、MCTオイルを摂取することで副作用や体重増といったデメリットは感じませんでした。コーヒーが好きな方なら、なおさら続けやすいダイエットです。

カルディ『仙台勝山館MCTオイル』4g×16袋　969円

文・写真／庄司真紀