きゅうりには脂肪分解酵素「ホスホリパーゼ」が含まれており、まさにダイエットに最適の夏野菜。酵素が増えるすりおろしたきゅうりなら、さらにパワーアップします。2か月で11kgの減量に成功した日本料理店「分とく山」の野﨑 洋光総料理長の著書『きゅうり食べるだけダイエット』から、お手製のレシピをご紹介していきます。
Contents 目次
きゅうりダイエットの効果をスピードアップさせる4つのステップ
著書できゅうりダイエットに挑戦した人たちは、4週間で効果がてきめんにあらわれていました。2〜6kg体重が減り、体調がよくなっています。むくみが解消したり、お腹周りがすっきりした人が多いようです。
きゅうりダイエットのステップとしては、まずきゅうりを食べることから始め、徐々に食事における野菜量を増やしていきます。
STEP1 まずきゅうりを食べる
食事の最初やお腹がすいたときにきゅうりを食べます。食欲を落ち着かせることができ、ダイエットがスムーズになります。
STEP2 ゆで野菜を取り入れる
生野菜だけでなく、温野菜も加えて。体を冷やしすぎないようにすることで、やせやすい体になります。
STEP3 具だくさんのみそ汁を加える
低カロリーなのにボリュームがあり、お腹も満足する汁ものはダイエットの味方。具だくさんで栄養バランスも良好です。
STEP4 主菜は太らないおかずにする
たんぱく質が不足するとやせにくくなるので注意。食材や調理法を選んで、低カロリー高たんぱくのおかずにします。
もちろん白米も食べてOKです。野菜から食べていき、みそ汁、おかずという順番に。血糖値も上がりにくくなり、太りにくくなります。
歯ごたえあるたこはダイエット向きの食材
酵素が豊富なすりおろしたきゅうりを用いた野﨑さんのレシピ。よく噛むことで満足感を得られるタコときゅうりの和えものです。
【たこのおろしきゅうり和え】
材料 (1〜2人分)
きゅうり 1本
ゆでたこ 50g
セロリ 1/4本(30g)
長ねぎ 1/2本
溶き辛子 適量
たれ 大さじ2
(しょうゆ 大さじ1 酢(煮切ってさます)大さじ1を合わせる)
つくり方
1 きゅうりとセロリはすりおろす。たこはそぎ切りに、ねぎは白髪ねぎ(つくり方は下記)にする。
2 ボウルにたこ、ねぎを入れてきゅうりとセロリであえ、器に盛る。
3 たれをかけ、辛子をのせる。
※白髪ねぎのつくり方
3〜4㎝の長さに切り、芯を除いてせん切りにして、水にさらし、水気をきる。
すっきり食べられるので夏場は特にきゅうりのレシピはいいですね。栄養バランスのいい一皿で、夏のバテ気味の体をいたわりながらダイエットしていきましょう。
撮影/岡本真直
取材&文/細川潤子
構成/庄司真紀
出典
野﨑 洋光 (著), 工藤 孝文 (監修)『きゅうり食べるだけダイエット』(KADOKAWA)
野﨑洋光
1953年福島県生まれ。89年日本料理店「分とく山」を開店、現在は総料理長として3店舗を統括。調理科学、栄養学に基づいたわかりやすい和食を提唱し、メディアでも大活躍
工藤孝文
1983年福岡県生まれ。福岡県みやま市の工藤内科副院長。福岡大学医学部卒業後、留学先で食行動異常について研究。現在はダイエット外来で肥満や生活習慣病の治療などを行い、テレビ番組の出演・医療監修、ブログなど活動は多岐にわたる