色でダイエットなんて本当?と思うかもしれませんが、東洋医学では、白・黒・赤・黄・緑の5色を基本とした食材をとることで健康を保つことができると考えられています。漢方薬・生薬認定薬剤師の村上百代先生に、それぞれの色の持つ意味と適した食材を教えていただきました。
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単に食事制限をするダイエットに大人の女性は向かない
ダイエットと聞くと、運動や食事制限などのイメージが定着していますが、歳を重ねても女性はいつでもおいしいものを食べたいもの。むしろ歳を重ねるほど美味しい食事へのこだわりは深くなっていると思いませんか。そんな女性たちに食事制限ダイエットをすすめても続かないのは納得の結果です。
また、食事は私たちの体に必要な栄養を摂取する方法として大切な日課ですよね。その食事に偏りが出れば栄養バランスも崩れてしまい、体調不調を引き起こすこともあります。かといって、好きなものだけを食べていればよいということでもありません。
そこで今回、漢方薬・生薬認定薬剤師の村上百代先生にこれだけ知っていれば栄養もとれて健康的なダイエットができる「カラーバランスダイエット」を教えていただきました。
5色の「カラーバランスダイエット」とは?
東洋の食事は「医食同源」が根底にあり、「白・黒・赤・黄・緑」この5色を基本とした食材を摂取することで健康を保つことができると伝えられてきました。
東洋医学では、自然に逆らうことなく生きるのが最高の健康法とされています。季節にあったその土地の5色食材を、楽しく感謝をもってとることが大切です。
この理論を元にしたのが5色の「カラーバランスダイエット」です。この食材健康法を上手に活用することで、バランスのよい食事ができリバウンドしにくい健康的なダイエットができるという考えです。
体質の違いで結果も変わる!
今回のようなダイエット目的ならば、日本古来からの一汁三菜(ごはんに汁もの、おかず3種<主菜1品、副菜2品>をバランスよく食べる)の基本を守るだけでやせていく人も多いと思いますが、人それぞれ体質がありますよね。
例えば、脂肪太りや水太り、その中でも暑がりや寒がり、イライラしやすい人などの体質の違いによって、食材の色や味を変えていったほうが早い結果につながりますよ。
次は5色の食材の役割、体質についてみていきます。