最近、女性の間でも筋トレがブームです。
見事に割れたシックスパックに憧れる女性も少なくありません。
ただ、ジムは三日坊主、自宅でも筋トレがなかなか続かないと挫折してしまう人が多いのも現実ですよね。
今回は、オンライン上での指導を行うボディデザイナーの森 俊憲さんの新著『大人女子のための 続く筋トレ』から、筋トレが続かない人のタイプを見ていきましょう。
続かないのには、理由があったのです!
Contents 目次
なぜ、筋トレは続かないのか?
続かない理由1
最初の「気合い」が強すぎる
「鍛えなきゃ!」と思い立って、いきなり「毎日腹筋と背筋を50回ずつ!」と決めて筋トレ生活をスタート。
これは残念ながら三日坊主で終わってしまう可能性が高いパターンです。
人間誰でも思い立ったときはモチベーションが最高値。しかしその状態が永遠に続くことはありません。
大切なのは「淡々とマイペース」に続けること。
やる気は原動力ですが、勢いが強すぎると結局は続かないという結果になってしまいがちです。
続かない理由2
「自分への期待値」が低い
運動が苦手だったり運動経験があまりなかったりすると、筋トレによる筋肉痛やちょっとしたことで、「諦めモード」になりがち。
発想を変えれば、体を鍛えてこなかった人はそれだけ「伸びしろ」があるということ。
もっとも、体が変わりやすいタイプといえるでしょう。
それに、筋トレに特別な運動神経はいりません。だれでもやったらやっただけ確実に効果が出るのが筋トレなのです。
続かない理由3
筋トレの「優先順位」が高くない
筋トレにしろ何にしろ、続かない理由に「面倒くさいから」があります。
面倒くさいと感じる大きな理由は、その運動習慣が今のあなたの生き方や行動心理とずれているから。
つまり今のあなたにとって筋トレの優先順位がさほど高くないのです。
この場合、その筋トレは本当に必要なのかを改めて考える必要があります。
本当に必要だと気づければ優先順位が上がっていくはずです。
続かない理由4
完璧主義者である
風邪を引いたり、仕事が忙しいなどのさまざまな事情で運動習慣が中断してしまうことはよくあります。この空白期間をきっかけにやる気がなくなり、挫折してしまう人はとても多いのです。
これは完璧主義の傾向がある人が陥りやすい思考パターン。
1回や2回休んでも筋肉がガタンと落ちることがありません。
じつはそこが筋トレの大きなメリット。筋トレは一度筋肉を鍛えるとそれをある程度キープできるため、いわば積立保険のようなもの。
中断してもゼロに戻るわけではないということを心に留めておきましょう。
続かない理由5
早く結果を出したがる
筋トレをスタートしてはっきりとした効果が表れるまでには、約3か月が必要です。
早々に見た目にもわかる体型の変化が表れるはずだと期待していると、そうした変化が現れず、「もうやめた!」となってしまう人が少なからずいます。
スタートして1週間や1か月では大きな変化が起こりませんが、小さな変化は起こります。
体が少しずつ変わってくことに敏感になっていくことは「続く筋トレ」の秘訣でもあります。
続かない理由6
「目標」がフワフワしている
筋トレが「続く・続かない」の究極のバロメータは、その先の目標に対して本人がどこまで欲しているかです。
「筋トレをしてやせる、キレイになる」という目標は漠然としていて、結局「そのままの自分に満足してしまう」ことになりやすいものです。
目標というのはその先を捉えることです。
絶対に叶えたい、諦められない目標があれば筋トレは大抵続けられます。
筋トレはあくまでもあなたの夢を実現するツールに過ぎません。
筋トレを通じてあなたが叶えたいものは何か、その先を見越すことが大切です。
あなたの続けられない理由は何でしたか?
筋トレを「続けること」でよい結果を実感できたら、そこからまた良循環が生まれていきます。
気長にマイペースに取り組みましょう!
文/庄司真紀