バレンタインのある2月の街は、たくさんのおいしそうなチョコレートであふれていますね。今年のバレンタインは、皆さん、どんなチョコレートを選びましたか?選ぶ基準は人それぞれですが、健康志向ブームの今、チョコレートもオーガニックを選ぶ人が増えてきているようです。今回は、そんなオーガニックチョコレートについて、フードアナリストの糸櫻さんに教えていただきました。
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オーガニックチョコレートって?
オーガニックチョコレートとは、主原料のカカオから、ほかのナッツやミルクなども含めて、すべての原料がオーガニック(有機栽培)で作られたチョコレートのことを言います。
保存料、香料、農薬など、余分な食品添加物が入っていないため、体にも安心・安全。
しかし、そのぶん、作る手間がかかるため、お値段は少しお高めですが、ヘルシー志向の人が増えている今、スーパーなどでも少しずつ取り扱いが増えてきているようです。
日本の場合は、「有機JAS」マークが表示されているもの、海外の場合は、現地の基準に基づいたそれぞれの「認証マーク」がつけられています。アメリカの場合は、「USDAオーガニック」と呼ばれる認証マークが商品についていました。
美容・健康にもよいカカオの効果
チョコレートの主原料であるカカオ。古代アステカ帝国などでは、神々の食べものといわれ、不老長寿などの薬として食べられていたほどの食材。
体によくないといわれているのは、カカオと一緒に入っている砂糖や添加物が主な原因。
美容や健康に気をつけながら、おいしくチョコレートを食べたい人は、カカオ含有率の高いもの、厳しい基準をクリアした添加物などの含まれていないオーガニックチョコレートなどを選びましょう。
チョコレートに含まれるカカオ・ポリフェノールは、抗酸化作用が高く、活性化酸素を除去してくれる効果もあるため、アンチエイジング効果も期待できます。また、血行促進や肌の老化・炎症を抑えてくれる作用もあるといわれているので、毎日適量食べるとより美容にも効果がありそうですね。だいたい1日に200~500mg、毎日数回に分けて摂取するのが理想的なのだそう。
たとえば、ビターチョコレートなら5~10g(1~2かけ程度)で70~140mg、ピュアココアなら1杯(4g)で約200mgが摂取できるそうですよ。
オーガニックチョコレートのご紹介
フランスのオーガニックショコラ
『ジャン=ミッシェル・モルトロー』
オーガニック農家に育ち、オーガニックを愛したショコラティエ
『ジャン=ミッシェル・モルトロー』の『JMMセレクシヨン』
日本でJMMのショコラが手に入るのは、バレンタインとホワイトデーの催事のみ。
ホールフーズマーケットのオーガニックチョコレート
オーガニックフードが数多くそろうホールフーズマーケットのオリジナルブランドのチョコレート。もちろん「USDAオーガニック」の認証マークつきです。チョコレートを買うことで、寄付もできたりします。
見た目にも美しく、とってもおいしいチョコレート。今年は少し健康や美容にこだわって、オーガニックチョコレートを選んでみませんか? 認証マークをチェックしてみたり、カカオの含有量を見てみたり、いつもとは違った目線でチョコレート選びをするのも楽しいかもしれません。