ダイエットが続かない理由の一つは、一時的なドカ食いでカロリーオーバーしてしまい、罪悪感からさらにストレス食いをしてしまうこと。
「食べ過ぎても、翌日で十分リセットが可能です。ポイントは、糖が脂肪に変わる前に、エネルギーとして使い切ってしまうこと。食事でとったよぶんな糖質が肝臓で貯蔵されている18時間が勝負です。プチ断食でもOKですが、体に溜まった老廃物を排出するために、カリウムや酵素を多く含む生のフルーツや水分をとるのが効果的。食事をするなら、代謝アップに働くオメガ3脂肪酸を含む良質な油と、たんぱく質、ミネラルがとれるものを選び、効率よくリセットしましょう。カロリーにとらわれすぎず、おいしく食べたものは心の栄養になっていると気持ちを切り替えることが、ダイエット成功のヒケツですよ」(ダイエットカウンセラー・伊達友美先生)
後悔もリセットする「リセット食」。とり過ぎたものは3つのルールを目安に効率よく出す!燃やす!のがリセットの基本。そのルールとは?
Contents 目次
【ルール1】カリウム・水分をとっていらないものをデトックス
むくみ対策はマスト。パイナップルやキウイ、グレープフルーツなどの果物には、水分代謝を促すカリウムや、消化を助ける酵素が豊富に含まれます。温め作用のあるお茶なども、デトックスに◎。
【ルール2】良質な油とたんぱく質、ミネラルで代謝アップ!
体脂肪をエネルギーに変えるスイッチをONにするオメガ3脂肪酸や、代謝に必要な良質なたんぱく質、ミネラルを含む豆などの豆類は、腹持ちもいい優秀なリセット食材です。
【ルール3】カロリーではなく食べた量を目安にリセット
ダイエット中はカロリーばかりを気にしがちですが、食べた分量でリセット食の内容を考える方がカンタン。いつもよりよぶんに食べてしまった分だけ、食後の18時間でリセットすればOK!
飲み会で2食分食べちゃった!翌日は、
- 朝:1/2食の量
- 昼:1食の量
- 夜:1/2食の量
にして1食分をリセット!
リセット食に向いているのは?
コンビニ食でリセット!
- はるさめスープ
原料である緑豆に、カリウムなどのミネラルやたんぱく質が。 - ちくわ・魚肉ソーセージ
魚肉の練り物は、たんぱく質や油を手軽にとれる便利食品。豚肉のハムやソーセージより低カロなのも便利。 - ビーフジャーキー
牛肉の赤身部分を燻製にしたジャーキーは、脂肪燃焼を促進するカルニチンが濃縮。飲み会のおつまみに加える予防策も!
自宅でリセット!
- 豆腐のみそ汁
大豆の栄養がとれる豆腐と、腸内環境を整えてデトックスをサポートする発酵食品・みその最強組み合わせ。カリウムを含むわかめをプラスでさらにスッキリ! - そば
そばに含まれるルチンには血液サラサラ効果が。そば粉はうどんの原料の小麦粉よりも太りにくいので、そば粉の割合の高い色の濃いそばがオススメ。 - 刺身
オメガ3脂肪酸であるEPA、DHA、代謝アップに役立つアミノ酸が豊富。魚を生で食べる刺身なら、消化を助ける酵素も一緒にとれる!
監修/伊達友美、取材・文/田所佐月、撮影/大野真人