仕事に、プライベートに忙しいダイエッターには、魚をさばく必要もなく、手軽に使えて買い置きもできるサバ缶がオススメ。なんと、厚労省が定めたDHA、EPAの基準値もたった1缶で摂取できちゃうんです! 食べ方のポイントとしては、汁の中にEPAを多く含むサバの脂が入っているので、汁ごと食べるといいそう。ごぼう、春菊など食物繊維が多い食材とあわせて、キレイやせをめざしましょう!
Contents 目次
【ポイント1】食事のなかで積極的にサバなどの青魚を取り入れる
「魚が主菜の食事を増やしたり、外食先では魚定食を選ぶなど、今まで選びがちだった主菜のお肉を魚に『変える』ことで、ムリなくEPAの摂取量を底上げできます」
【ポイント2】サバ缶をじょうずに使い、こまめにEPAを摂取
「毎日魚を買い、焼いたり、調理する必要はありません。缶詰でもOKですし、むしろ缶詰だと、脂に含まれたEPAがしっかり詰まっているので、ぜひじょうずに取り入れて」
【ポイント3】青魚のなかでも、旬の魚をできるだけ選ぶ
「EPAは脂です。つまり『脂がのっている魚』には、EPAが多く含まれるのです。あまりサバだけにとらわれず、脂がのっている新鮮な旬の青魚を選んで食べましょう」
【ポイント4】おかずやつけ合わせには、食物繊維の多いものを選ぶ
「おかずには、GLP-1を分泌させる食物繊維を多く含んだ1品を。また、食物繊維をじょうずに活用することで、食事全体のカロリーを調整することもできます」
話題のサバ缶だけでなく、しめサバ、サバの干物などの加工品でもOK。いろいろ食べ方を変えて、サバ缶ダイエットにチャレンジしてみて。
そんなサバをつかったレシピはコチラ!
さば缶ともやしのゆでキャベツ巻き<162kcal>
■材料■
さばの水煮缶 1缶
キャベツ 4枚
もやし 4/5袋
酒 大さじ2
卵 2個
塩 少量
[A]しょうゆ 大さじ2
[A]酢 大さじ2
■作り方■
(1)キャベツは破かないように注意してさっとゆで、水けをきる。
(2)もやしは酒を加えた湯で歯ごたえが残る程度に酒蒸しにする。酒をふってレンジで加熱してもよい。
(3)卵は溶きほぐして塩で調味し、テフロン加工のフライパンで薄焼き卵を焼き、小口から細く切って錦糸卵にする。
(4)キャベツを広げ、手前に錦糸卵、もやし、缶汁をきったさばを等分にのせ、細長くしっかりと巻く。
(5)2cm幅に切り、切り口を上に盛る。Aのたれを添える。
さば缶しょうが鍋<249kcal>
■材料(1人分)■
小松菜 3株
ごぼう 1/2本(60 g)
えのきたけ 1/2袋(50 g)
さば水煮缶 1/2缶(90 g)
酒 大さじ1
塩 少々
ゆずこしょう 小さじ1弱
しょうがのせん切 1かけ分
■作り方■
(1)小松菜は3~4cmの長さに切り、茎と葉に分けておく。ごぼうはよく洗い、ピーラーで薄切りにする。えのきたけは石づきを切り落としてほぐす。
(2)鍋に水1と1/2カップ、酒を入れて火にかけ、煮立ったら、さば缶を缶汁ごと加え、ごぼうも加える。再び煮立ったら、アクをとって小松菜の茎、えのきたけを加える。
(3)再度煮立ったら、塩、ゆずこしょうを加えて味を調え、小松菜の葉としょうがをのせてひと煮する。
監修/小田原雅人、高岡学、取材・文/馬渕綾子