寝る1時間前のはちみつが質のいい睡眠を誘い、それが脂肪燃焼につながる!?
そのカギを握るのが、成長ホルモン。
細胞の生成、修復だけでなく、脂肪燃焼にも欠かせない成長ホルモンが、最も分泌されるのが睡眠時。
でも質の悪い睡眠をとっていると成長ホルモンは十分に分泌されず、脂肪が燃えにくい体に。疲れも取れないため、代謝も落ちることに・・・。
この成長ホルモンの分泌を司る脳のエネルギー源になるのが、肝臓に蓄えられている糖質。しかし、この糖質はすぐ消費されてしまうため、睡眠前にはちみつをとり、肝臓に適度な糖質を蓄えておくことで、成長ホルモンが十分に分泌、脂肪が燃焼しやすく!
脂肪燃焼を促す成長ホルモンの分泌には、食事量やタイミングも重要。ルールをマスターして、脂肪燃焼しやすい体へ!
Contents 目次
【成功ルール1】食事はバランスよくとる!
「食事は、炭水化物、脂質、たんぱく質をバランスよくとり入れ、カロリーオーバーにならないように気をつけます。ダイエット中は食事量を減らしがちですが、糖質が不足すると成長ホルモンの分泌が低下するばかりか、飢餓感が増しドカ食いの原因に」(田井先生)
【成功ルール2】寝る3~4時間前には食事をすませる
「食べた物が胃に残っていると眠りが浅くなってしまい、質のいい睡眠がとれません。その結果、成長ホルモンが十分に分泌されません。遅くても寝る3時間前までには食事をすませること。夜は脂質や糖質をひかえめにして、カロリーを抑えておくことも重要です」
【成功ルール3】寝る1時間前にはちみつ大さじ1
「ダイエット中、極端に炭水化物を減らすと、エネルギーが不足し、成長ホルモンの分泌が鈍ります。しかし、寝る1時間前に大さじ1程度のはちみつをとり、肝臓に適度に糖質を蓄えることで、成長ホルモンの分泌がスムーズに。また空腹感が和らぎ、入眠しやすくなります」
【成功ルール4】夜は低炭水化物の食生活を心がける
「夕食にごはんやめんなどの炭水化物をたっぷり食べたうえ、はちみつをとっていれば糖質のとり過ぎになり逆効果。夜は低炭水化物を心がけて。ただ、糖質が足りなくなるとイライラのもとに。1杯のはちみつで、脳をだましてあげれば、飢餓感がやわらぎます」
【成功ルール5】質のいい睡眠をとる
「眠りの質が悪い=眠りが浅いと、成長ホルモンの分泌が落ち、やせ効果もダウン。しかも睡眠不足になると糖の代謝が落ち、食欲を増進させるグレリンというホルモンが分泌され、太りやすくなってしまいます。朝スッキリ起きられるよう睡眠環境を整えましょう」
監修/田井祐彌、取材・文/平川恵、撮影/布川航太