現代社会はストレス、食生活の乱れ、冷えなど、女性ホルモンのバランスを崩す要因がいっぱい。女性ホルモンのバランスが崩れると「子宮力」が下がり、女性特有の病気などにもつながります。
自分の子宮のこと、卵巣のことをしっかり考えて、心と体のメンテナンスを心がけましょう!
Contents 目次
脂肪分のとりすぎに気をつけて
子宮力を上げる食事の基本は、バランスのよい食事。子宮や卵巣も臓器の一部ですから、栄養がいきわたってこそ、きちんと機能するからです。しかも、生命維持に関わらない生殖系臓器は人体にとって優先順位が低いので、栄養不足の影響を最も受けやすいのです。その意味でも、栄養素バランスよくしっかりとっておくことが必要です。
「食生活で気をつけてほしいのが、脂肪分のとりすぎ。体脂肪が少ないのも問題ですが、多すぎると脂肪中にエストロゲンが多く蓄積されるため、女性ホルモンが大量にあると、脳が錯覚して、生理が起こりにくくなってしまいます。とくに、内臓脂肪が多いと、子宮や卵巣の働きを鈍らせる原因にもなり、要注意です。そのためには、肉料理が好きな人でも毎日続けないこと。メインディッシュは肉か魚の一品にするか、両方食べたいのなら、1週間の中でカロリーを調整するようにしましょう」(産婦人科医・池下育子先生)
コンビニ食も上手に活用
その一方で、忙しさのあまり、食事が簡素なものになってしまうのも、避けたいこと。
「時間があるときに、お惣菜などはまとめてつくって冷凍保存をしておくのがおすすめです。とはいえ、それも手間がかかることですから、できない場合は、コンビニ食でも、カロリー表示を参考に、野菜たっぷりのヘルシー系のお弁当を選ぶようにしましょう。食品添加物などを気にする方もいますが、食品添加物は直接、妊娠力に関係しません。コンビニ弁当であってもバランスのとれた食事をとることが大切です」
子宮を守る食習慣6か条をチェックして、子宮力UPを目指しましょう!
子宮を守る食習慣6か条は?
- 【1】バランスよく食べる
- 【2】忙しくても1品ですませない
- 【3】脂肪分のとり過ぎに気をつける
- 【4】夜遅くの食事はひかえる
- 【5】食事だけでストレス解消をしない
- 【6】コーヒー、お茶を飲み過ぎない
栄養のバランスをとるには、主食と主菜、副菜をきちんと考えて食べること!
コンビニも上手に活用して、雑穀ごはんなどを使ったヘルシー系弁当をチョイスして。
連続して肉をとらない、油を使わない料理を食べる日をつくるなど、とり過ぎない心がけを。
寝る3時間前までに食事をすませて。夜遅くのラーメンなど糖質&脂肪過多の食事は御法度。
ストレスから生理が乱れることもあるので、ストレスは違うことで発散!
カフェインのとり過ぎは冷えの原因に。美ボディづくりにいいとはいえ、適量におさめて。
いかがでしたか?美ボディづくりにも、今流行りの妊活にも子宮力は重要。しっかりケアしましょう!
監修/池下育子、取材・文/野上郁子