マドンナをはじめ、世界中のセレブもこぞって実践している食事法マクロビオティック(以下マクロビ)。
しかし、仕事に家事に忙しいなか、いきなり食事法をガラリと替えるのはハードルも高め。
そこでおすすめしたいのが、忙しい女性でも気軽にトライできる「ゆるマクロビ」です。
日本人の体に合った食事療法で、ストレスフリーなやせ体質を手に入れましょう!
Contents 目次
【マクロビとは?】
「主食は玄米など精製されていないものに、おかずは豆、野菜、海藻を中心とした日本食のベースとなるものに置き換えて、動物性のたんぱく質はできるだけ控えるようにします。また、旬の食材を取り入れ、食べ物はまるごと頂くことで、体本来のリズムを取り戻していきます。つまり、マクロビとは欧米化が進む現代人の食生活を根本から見直す、時代に則したダイエット法なんです」(料理研究家・中美恵先生)
【ゆるマクロビとは?】
本来のマクロビをベースに、現代人の生活に合わせて取り入れやすくアレンジしたのが、「ゆるマクロビ」。玄米、野菜、発酵食品など日本食に寄りそった食事法で、自然のリズムを取り戻し、痩せやすい体質へと導きます。週に1度、月に1度からのスタートでも大丈夫だし、食べたくなったらお肉もOK。ストイックに挑むのではなく、マクロビ風の食事を意識することが大切です。
「ゆるマクロビ」で体の中から痩せられる理由3つ
【身土不二】
旬のものや、その土地で収穫されたものを食べる方が、体に望ましいという考え方。もともと日本人は農耕民族なので、穀物や野菜、みそなどの発酵食品が体に合っているというわけ。
〈例えばこんな食材〉
- 旬の食材
- 米、穀物
- 海の幸
- みそなどの発酵食品
- 昔からその土地に根づいているもの
【一物全体】
食物を摂取するときは一部分ではなく、まるごと全体を頂くほうがいいという考え方。野菜であれば、皮も葉も食べることで現代人に不足しがちな栄養素を補います。
〈例えばこんな食材〉
- 玄米、全粒穀物
- 皮のついた野菜
- 豆、種
【ゆるめる力(陰)+ひきしめる力(陽)】
夏は体を冷やす陰性の食材(青野菜、フルーツ)を食べ、冬は体を温める陽性の食材(玄米、大豆)を食べる。この陰陽のバランスをとることで体を快適に保ちます。
〈例えばこんな食材〉
- 陰:青菜類、夏にとれた野菜、フルーツ、白砂糖
- 陽:玄米、穀物、大豆、みそ、しょうゆ、卵、えび、かに、肉
この3つの条件を満たすことで、体本来のバランスが整い、不要なものは排出され、必要なものは体に。結果、痩せやすい体質に変化していきます。
“ゆる”なので、体重の減りはゆるやかですが、体の中から確実に変化を感じられるはず。皆さんも「ゆるマクロビ」に挑戦してみてくださいね。
監修/中美恵