“減塩”は健康にいいけど、ダイエットとは無関係と思いがち。ところが塩のとり過ぎこそ、むくみ脚どころか、太る原因を作っているそう!
「適度な塩分は体の水分バランスを保ち、血圧を安定させ、それにより体の隅々まで血液を行きわたらせることができます。ところが塩分をとり過ぎると血圧が上がり過ぎて高血圧になり、また血管が傷つくのでさまざまな不調や病気を招くことに。さらに塩のとり過ぎはダイエットにも大敵」(日下医院院長・日下美穂先生)
塩分のとり過ぎは、一体どんなやせない原因を作るのか、チェックしてみて!
Contents 目次
【やせない原因1】食欲が増加してしまう
塩分をとり過ぎると、脳から水分や食事の量を増やして、体内塩分濃度を薄めなさい、という指令が。すると消化液の分泌が活性化して、食欲がアップ。食事量が増えることで太りやすく!
【やせない原因2】水分がたまってむくみやすくなる
細胞組織は体内にとり過ぎた塩分濃度を下げようとして、水分をためこもうとします。すると細胞や血管にためこめない水分があふれ、細胞周囲に水分が蓄積。これがむくみの正体。放っておけば水分をため込む一方なのでむくみが悪化。
【やせない原因3】血流が悪くなり代謝が落ちる
塩分をとり過ぎると血圧が高くなり、血液の圧力に耐えるために、血管の壁が厚くなり、弾力性が低下し、血管が硬く狭くなります。そのため血流が低下し、細胞へ栄養が行き届かなくなり、代謝がダウン!
<一般的な朝ごはんにもこんなに塩分量が!>
1日あたり6gの塩分摂取量を目指していても、いつもの朝ごはんを食べていたら、朝食だけでなんと10gもの塩分が。伝統的な和食は塩分が多く、味も濃いので気をつけて!
・塩鮭1切れ:3.5g
・みそ汁:2.2g
・ごはん1膳:0g
・納豆:0g
・しょうゆ(小さじ1):0.9g
・たくあん(2切れ):1.5g
・梅干し(1個):2g
合計10.1gにも!
いかがでしたか?実はこわ~い塩分のとり過ぎ。次回はこの塩分を減らした「塩抜きダイエット」をご紹介します!
監修/日下美穂、取材・文/山本美和<オフィス・ペロポー>