ユネスコの無形文化遺産に登録され、海外からも大きな注目を浴びる「日本食」。外国の方にとっては、ヘルシー&ローカロリーな食材と調理法がとても魅力的に感じられるようです。
洋食や中華よりも、和食の方がカロリーは低そう……と分かってはいても、日本独自の食材そのものの「やせ効果」は意外と知らないもの。そこで、安くて美味しい日本の食卓の味方、納豆のダイエットパワーについて調べてみました。
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【納豆のダイエットパワー1】ビタミンB2が脂質を分解&脂肪を燃焼!
ビタミンB2は、脂質・糖質・たんぱく質を分解してエネルギーに変える際のサポート役をつとめます。そのため、摂取した食べ物を無駄なくエネルギーにするためには、欠かせない栄養素でもあるのです。また、脂肪の燃焼を促進する働きがあることも見逃せません。
30代の女性が1日に摂るとよいとされるビタミンB2は1.2mg(※)。納豆1パック(45g)に含まれるビタミンB2は0.25mgですから、1日1パックの納豆で、摂取量をグンと増やすことができます。
※厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2015年版)」より
【納豆のダイエットパワー2】納豆菌&食物繊維でガンコな便秘を解消!
納豆は、大豆を発酵させて作る「発酵食品」です。納豆菌という細菌が大豆のたんぱく質を分解することで、あの独特の風味とネバネバが誕生します。納豆菌は腸内に入ると、すでに存在していた善玉菌と共同して特殊な酵素を作りだします。この酵素は悪玉菌を殺し、善玉菌が増えるのを手助けする腸内環境の整備役。善玉菌が多い方が便に関するトラブルは少なくなりますから、納豆は天然の整腸剤ともいえるかもしれません。
また、原料となる大豆には食物繊維がタップリ含まれています。納豆1パック(45g)あたりの食物繊維は、3.0g。45gのゴボウ(1/4本程度)に含まれる食物繊維は2.7gですから、その豊富さがよくわかります。
納豆の食物繊維は水に溶けず、体内に入ると数倍から数十倍に膨れ上がる「不溶性食物繊維」です。不溶性食物繊維は腸壁を刺激し、便通を促す働きがあります。ガンコな便秘や便秘による肌トラブルは、納豆菌と食物繊維のダブルパワーで撃退しましょう。
【納豆のダイエットパワーその3】大豆サポニンでメタボ予防!
サポニンとは、豆類や植物に存在する苦味や渋味成分のひとつ。大豆に多く存在することから「大豆サポニン」とも呼ばれ、納豆にも含まれています。
大豆サポニンには血管に付着したコレステロールや中性脂肪をそぎ落とし、血流をよくする働きがあります。さらに最近の研究では、脂肪の吸収を抑え、太りにくい体質に近づける効果があることもわかってきました。
【納豆を使ったオススメレシピ】
・完全酵素食! 納豆きゅうり大根おろし
・食物繊維たっぷり! 肉みそと納豆の盛り合わせ丼
・善玉菌を増やす食材どっさり! スーパー便活納豆
ビタミンB2も納豆菌もサポニンも、体内にストックすることができません。納豆のダイエットパワーをより効果的にするためには、1日1パックを目安に、なるべく毎日、もしくは1日おきに食べつづけるのがポイントです。
世界が認めた日本食のヘルシーパワーで、美ボディを手に入れましょう!