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ためた脂肪には1日3回のトマトジュースが効果的!?

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トマトジュース

トマトといえばリコピン。強い抗酸化作用を持つこの成分が、アンチエイジングなどの美容に効果を発揮するのはもう常識ですが、さらに新常識となりつつあるのが脂肪を燃やす成分、13-oxo-ODAというリノール酸です。特に多く含まれているトマトジュースをとり入れて、ため込んだ脂肪とラクにさよならしましょう。

監修 : 大越 郷子 (管理栄養士)

管理栄養士、フードコーディネーター。服部栄養専門学校卒業後、病院栄養士を経て現在に至る。雑誌や書籍を中心としたダイエット・健康・美容などの栄養指導など幅広く活躍。体によくておいしいレシピに定評がある。

Contents 目次

中性脂肪を抑えてくれる成分に注目

京都大学などの研究グループによって発見された、13-oxo-ODA。トマトの中に含まれるリノール酸の仲間で、肥満マウスにこの成分を混ぜた高脂肪のエサを1カ月間与えたところ、混ぜなかったマウスより血中・肝臓中の中性脂肪が約30%も減少したのです。
そしてこの成分は、生のトマトよりもジュースにした時のほうが多く含まれているそう。つまり、手軽に効率よく脂肪を燃焼してくれるトマトジュースは、ダイエッターの強力な味方といえますね。

ダイエットにいいトマトジュース、そのポイントは?

目安は1食につき200ml

マウス実験で使われた13-oxo-ODAの量は、人間に換算すると、トマトジュースを1日3回、200mlずつ飲むのに相当するとのこと。朝昼晩の食事で主食や主菜を適量とることを前提に、一緒にとるのが効果的といえそうです。

食塩無添加のジュースを選ぶ

「食塩添加のトマトジュースには190mlあたり1.1gの塩分が含まれています。目標とされる1日の塩分量は10g。1食当たりは約3gなので、食事をうす味にするなど考慮する必要があります。食事は普通に、というのであれば、トマトジュースは食塩無添加の物を選びましょう。」(大越先生)

温めて飲んでもOK?

「リノール酸には酸化しやすく熱に弱い特徴があります。」と最後に大越先生。 トマトの脂肪燃焼成分もリノール酸の仲間なので、温めずに飲んだほうが効果的といえるでしょう。

トマトジュースを飲んだからといって、1日分の野菜を摂取したことにはなりません。トマトには高い栄養価があっても、それだけではバランスが偏るので、ほかの野菜も合わせてビタミンやミネラルを体にとり込むことが必要です。

文/Masuda Yuka

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