ブロッコリーの新芽であるブッロコリースプラウトは、3日に1度食べるだけで体のデトックス機能が高まり、ダイエットにも効果があるといわれています。ブロッコリースプラウトに含まれる成分「スルフォラファン」の働きとともに、飽きずに食べつづけるための「ちょい足しレシピ」をおさらいしてみましょう。
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肝臓を元気にしてくれるデトックス野菜、ブロッコリースプラウト
ブロッコリースプラウトは、ブロッコリーの新芽のこと。姿かたちは、かいわれ大根によく似ています。
ブロコッリースプラウトのデトックス、そしてダイエットパワーの源は「スルフォラファン」と呼ばれる成分。スルフォラファンとは、ブロッコリーに含まれる辛味成分の一種で、肝臓の機能を高める効果が期待できます。肝臓は、アルコールの分解に代表されるように、代謝や解毒を担う大切な臓器で、体に入った糖質や脂肪を分解する役割を担っています。スルフォラファンは、解毒機能を高める効果があるため、肝臓の解毒作用を助けます。体内の毒素を排出して循環がよくなると、新陳代謝が活発になります。また、スルフォラファンが動物実験では脂肪蓄積を予防するという報告も出てきており、肥満やメタボ解消に期待が持たれています。
そしてスルフォラファンは、ブロッコリー、とくに成熟したものよりも新芽であるスプラウトに多く含まれているのです。その含有量は、成熟したブロッコリーの7倍にものぼります。
安くて手軽、そして3日に1度でOK
栄養成分のなかには、体のなかにストックできないものもありますが、スルフォラファンは体内で約3日間、肝臓の機能改善作用を持続でき、3日に1度、ブロッコリースプラウトを20g程度食べれば、デトックス効果をキープできると言われています。
スーパーマーケットなどで売られているブロッコリースプラウトは100gで100円程度。毎日食べ続ける必要もなく、価格もお手頃。ブロッコリースプラウトは、精神的にも経済的にも心強いダイエットの味方なのです。
洗って切ってのせるだけ!&混ぜるだけ!のちょい足しレシピ5選
ブロッコリースプラウトの肝心のお味は、わずかに辛味を感じるものの、シャキシャキとした歯ごたえが心地良く、サラダの具材にするにはうってつけです。
しかし、毎回サラダとして食べ続けるのはさすがに飽きてしまいますよね。そこで、手軽にできる「ちょい足し」レシピをご紹介しましょう。
その1 スープやみそ汁にちょい足し
加熱しなくても食べられる特徴を生かし、スープや味噌汁を盛り付けたら仕上げにパラリ。カップスープやみそ汁の野菜不足も解消できて一石二鳥です。
その2 納豆の薬味でちょい足し
ほのかな辛味とシャキシャキの歯ごたえが、ほどよいアクセントになります。1cmほどに刻んだ方が混ぜやすく、食べやすいでしょう。
その3 メインディッシュのいろどりにちょい足し
焼き魚やステーキ、しょうが焼きなど、茶色一色になってしまいがちなメインディッシュに彩りとして添えれば目にも鮮やか。食事のバランスもバッチリです。
その4 麺のトッピングにちょい足し
ブロッコリースプラウトは、どんな味付けにもマッチしてくれます。ラーメン、パスタ、うどん、そばなど、お好みの麺に生のままトッピングしましょう。
その5 卵料理にちょい足し
生のブロッコリースプラウトの青くささが若干気になるという人には、加熱するのがオススメ。しかし、スルフォラファンは煮汁に溶けだしてしまう性質があるので、加熱して出る水分もまとめて食べられるオムレツや卵焼き、茶碗蒸しなどにしてみてはいかがでしょう。
今の時期なら鍋料理の薬味にしてもいいですね! 洗って切るだけで食べられるという手軽さが魅力のブロッコリースプラウトを食生活に取り入れて、体の中からキレイになりましょう。
文/本間美加子