夏休み。子どもをもつ保護者は必死の毎日なのではないでしょうか。暑い暑いと言われ(その声でよけい暑くなる)、どこかに行こうとせがまれ、買いものに連れていけば必要のないものまで買わされる。あるいは電車やバスでの子連れ旅を少しでもつつがなく過ごすために、お菓子をうまく使おうという人も多いのではないかと思います。そんなこんなで私もふだんより頻繁に子どものお菓子売り場をのぞくこの頃なのですが、子どものお菓子売り場には、大人の心をつかむしかけがちゃーんとしてありました! 子どもの有無は関係なく、一見の価値ありですよ。
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子どもが遠足で持っていくようなお菓子売り場の一角は、いつもにぎやかです。でもそこには、子どものお菓子だけ売っているのではありません。たとえば近所のイオン系スーパーには、ココナッツチップや柚子ピール、黒糖くるみやドライフルーツ&ナッツミックス、きなこ大豆にごま昆布に練り梅といったトップバリューのオリジナルブランドがところ狭しと並んでいます。
これだけでも十分心をくすぐられるのですが、「子どもと食べられる」ではなく「大人しか食べない」ようなものまで売られているのがおもしろいところ。そう思って私が選んだのは「真・燃えよ 唐辛子」(アサヒグループ食品)、「梅れんこんチップ」(荘関)、「サックサクエリンギ 茸のまんま」(UHA味覚糖)でした。
本当に個人的な評価ではありますが、3位が梅れんこんチップです。薄味が好きな私には少し塩辛かったのと、あまりに普通においしかったので…。ごめんなさい。2位は茸のまんまのエリンギ味。これはね、まんまエリンギの味ですよ。もちろん、バターしょうゆでおいしくソテーしたエリンギの味という意味です。きのこが苦手な子どもが食べたら「う…ぼくはダメだ」と申しておりました。きのこの形をした某チョコレート菓子とは訳が違うのでご注意を。
栄えある1位に輝いたのが「真・燃えよ唐辛子」です! 辛いし少々苦いです。意外とむせます。だからバスや電車のおともにもしないほうがいいように思います。そもそも注意事項に「辛味成分が非常に強いため、お子様や辛味に弱い方は十分にご注意ください」と書いてあるお菓子が子どものお菓子売り場に並んでいるところが、私は逆に気に入りました。だってそれは、大人の自己責任を売り手が信じてくださっているということですから…。手のひらサイズのパッケージで少量しか入っていないにもかかわらず、ひと袋を空けるのに何日もかかる点も個人的には高評価。辛くて一気に食べられない、これをコスパと呼ぶのかどうかはわかりませんが、私は先日、2袋目をリピートしました。
スーパーマーケットは涼しいですし、子ども用のお菓子をひやかしながら、かつては目がいかなかった大人のお菓子をこっそり買ってみるというのはいかがでしょうか。(編集まりりん)
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