コンビニのお弁当やファストフード、スーパーのお惣菜などは、忙しいときにはとてもありがたいもの。でも、「体に悪いのでは? やせにくくなるのでは?」など、体への影響を心配する人も多いのではないでしょうか? そんなときおすすめなのがデトックス食をとり入れてリセットすること。5つの食品をGGOBEとしてすすめている管理栄養士の豊田愛魅さんにその効果とやり方を教えていただきました。
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コンビニ食であっても栄養素をとることを優先!
コンビニ食などで気になるのは、そこに含まれるさまざまな食品添加物。体に負担をかけるものをとりすぎると、体は省エネモードになって代謝が落ちてやせにくくなってしまいます。だから、ダイエット中はコンビニ食やファストフードなどはご法度。そんなふうに思っている人も多いでしょう。豊田さんも当初、そう思っていたそうです。
「私は代謝のよい体づくりのために、毎食20gのたんぱく質をとることを心がけています。けれど、毎食、手作りにこだわっていたら、続けることはできない。そこで、コンビニでサラダチキンを買って食べるのも、ファストフード店でハンバーガーを食べるのもOKにしました。まずは体にとって必要なたんぱく質をとることを優先し、その分、デトックス食材をとり入れて体内をキレイにすればいい。つまり、帳尻合わせをることを考えたんです。そのほうが、心身ともに健康的で美しくなれます 」
GGOBEでデトックス
そこで豊田さんがデトックスのために注目したのが、下に挙げるGGOBEという5つの食材です。これらの食材には共通して、イオウというミネラルを含んでいます。
G=ガーリック(にんにく)
G=ジンジャー(しょうが)
O=オニオン(玉ねぎ)
B=ブロッコリー
E=卵
「イオウは肝臓が元気に働くための手助けをしてれます。体内に入った有害物質は肝臓で解毒されるので、肝臓の働きを強化することは、解毒力アップにつながります。イオウを含む食材はいろいろありますが、GGOBEは手軽に手に入るというという意味でおすすめです」
料理に使うのではなくトッピング感覚で使う
GGOBEはなじみのある食材ばかりですが、これで何か料理しようとするとやはり大変。トッピング感覚で活用するのがおすすめです。豊田さんの活用法を教えていただきましょう。
●にんにくはオイル漬けかしょうゆ漬けに
スライス、みじん切りなど、切り方を変えてそれぞれオリーブオイルに漬けておくと、パスタやソテーなどにそのまま使える。また、皮をむいて丸のままでしょうゆに漬けておいて、にんにく風味の味つけに。
●しょうがと玉ねぎは切って冷凍しておく
みじん切り、せん切りになどにして冷凍しておく。薬味としてのせたり、味つけに手軽に使える。
●ブロッコリーはスプラウトをじょうずに利用
スプラウトを活用。サラダやパスタなどのトッピングとして出番が多い。
●卵は卵かけごはんで
卵は卵かけごはんにして、朝食にとるのがおすすめ。ゆで卵にしておいて活用するのも○。
それでも家で作るのが面倒という人は、外食で意識して食べるようにしましょう。たとえば、居酒屋などで、ブロッコリー炒め、オニオンスライス、にんにくのホイル焼き、ガーリック炒めを頼めばOKです。
もっと詳しく知りたい人は
「ずぼやせ 生きているだけで痩せる体をつくる食事術 」(豊田愛魅著/光文社)
ダイエット難民だった管理栄養士がたどりついた、「しっかり摂って痩せる」習慣をつくる食事術。
取材・文/野上郁子(オフィスhana)