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疲れて帰ったら勝手に料理ができている!“ほったらかし”調理家電7モデル

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疲れて帰ったら勝手に料理ができている!“ほったらかし”調理家電7モデル

手の込んだおかずを作りたくても、慌ただしい毎日のなかではゆっくり料理する時間はなかなかとれませんよね。そんな日々の料理を助けてくれるのが、“ほったらかし家電”。長時間加熱しなくても、味の染みた煮込み料理を作れたり、夜仕込んでおけば朝に、また朝仕込んでおけば帰宅後にできあがっていたり。手間なく料理できるといま注目を集めており、最近では多くのメーカーからさまざまなアイテムが登場しています。

今回は、家電ライターのコヤマタカヒロさんに、おすすめのほったらかし家電を選んでいただきました。

Contents 目次

“ほったらかし家電”とは?

その名のとおり、ほったらかしにしている時間が料理を仕上げてくれる調理家電のこと。食材や調味料を入れてボタンを押すだけなので、忙しい方や料理が苦手な人にもおいしいメニューを作ることができます。一台で何役もの機能を搭載していることが多く、また、何品かを一度に作れるような使い方もできますから、日常的に活躍させられそうです。

それでは早速、コヤマさんのおすすめを見ていきましょう。

1. スマホと連動させるとメニュー提案まで!

シャープ「ヘルシオホットクック KN-HW16E」
オープン価格(実勢5万円前後+税)

朝仕込んでおけば、帰宅する夕方には料理ができている、というメニュー作りが叶うモデルです。
「予約すると、調理がはじまるまで材料が傷まないよう温度管理をしておいてくれる機能がついています。また、蓋に『まぜ技ユニット』というかき混ぜ棒がついていて、焦げつかないよう、調理中にかき混ぜてくれます。内なべごと冷蔵庫に入れられるよう蓋が付属していたり、スマートフォンとつなげることでメニュー提案や予約時間の変更もできたりと、働いている人や共働きのご家庭にぴったりです」(家電ライター・コヤマタカヒロさん、以下同)

2. 秒単位で圧力のタイマーをセットできる

siroca「電気圧力鍋 SP-D131」
2万5000円+税

圧力をかける料理だけでなく、炊飯器や、85度で保ったまま調理できるスロークッカーの役割も兼ね備えていて、無水料理や蒸し料理にも使うことができます。
「秒単位でタイマーのセットができる特徴があり、野菜をちょっと柔らかく茹でておきたい、といった使い方もできます。コンパクトでキッチンに出しておけるので、炊飯機能も含めて日常的に使える製品です。できあがったら保温に切り替わるので、温かいまま食卓に出すことができます。こちらは1〜3人用ですが、ファミリー向けの大容量タイプもあります」

3. コンパクトで卓上のお鍋としても

アイリスオーヤマ「電気圧力鍋 KPC-MA2-B」
1万8800円+税 ※9月中旬発売予定

電気で圧力調理を可能にする電気圧力鍋のなかでも、こちらのタイプは卓上で使えるよう、コンパクトで低く、蓋を開けて鍋料理のお鍋としても使うことができます。
「圧力鍋は、圧力をかけることで味を染みこませることができたり、短時間で食材を柔らかく煮込むことができたりする時短調理が可能です。こちらは電気タイプなので、調理中そばにいなくても危険がなく、温度調整も鍋がやってくれるので火加減を気にする必要もありません。30〜100度の温度調節ができるので、発酵食品や低温調理などもできます」

4. 炊飯している間におかずも同時調理

タイガー「Tacook JAJ-A552」
オープン価格(実勢8000円前後+税)

見た目は3合炊きの炊飯器ですが、内なべにセットできるクッキングプレートでおかずも一緒に作ることができます。
「内なべには通常と同じように白米と水をセットします。その上のクッキングプレートには塩胡椒した肉や、芋やかぼちゃと調味料を入れて炊飯スイッチを押すと、ごはんも炊けるしおかずもできあがる、という仕組みです。クッキングプレートを入れると炊飯できるのは1合までになってしまうのですが、単身世帯でパッと一食分作りたい方にはとても便利でおすすめです。また、5.5合炊きもあります」

5. 自動調理メニューが豊富

ZOJIRUSHI「自動圧力IHなべ煮込み自慢 EL-MB30」
オープン価格(3万円前後+税)

150のレシピが載っているレシピブックが付属していて、そのとおりに材料を入れて自動メニューボタンを押すと、それぞれ圧力のかけ方や時間を自動調整してくれる機能付き。
「可変圧力といって、加圧と減圧とを繰り返してくれるので、煮崩れしにくく味が染みこみやすく調理できるのが特徴です。多機能で多彩なメニューを作ることができますし、使いこなすことでさらに料理の幅を膨らませることができるので、料理が好きな人に向いていると思います。温度設定もできるので、パン生地の発酵と焼成もこれ一台でできます」

6. 温度差がある食材も一気に調理できる

シャープ「ヘルシオ AX-XW600」
オープン価格(15万円前後+税)

水蒸気を100度以上の高温にした過熱水蒸気で焼く“ウォーターオーブン”のヘルシオ。「まかせて調理」ボタンが、ほったらかしでもちょうどよい加減に料理してくれます。
「過熱水蒸気での調理のすごいところは、温度帯を揃えてくれるという特性がある点です。冷凍・冷蔵・常温のもの全部を一気に入れても、また大きさの違うものを入れても、温度の低いものから順番に加熱して調理してくれるので、たびたびオーブンを開けて食材を追加するなどの必要がありません。ハンバーグと付け合わせの野菜、冷凍ポテトなどを同時に入れられるのは画期的です」

7. サーモスらしい高い“保温力”で料理ができる

サーモス「真空保温調理器シャトルシェフ(KBJ-3000)」
1万8000円+税

こちらは電気を使わず、直火で温めた調理鍋を保温容器にセットして置いておくと、保温調理ができるというもの。
「高温で煮続けるのではなく、保温力を持つ容器が調理鍋を高温に保ち、とろ火にかけたようにじっくり煮込んでくれます。煮物は加熱しているときより冷めていくときのほうが味が染み込むので、煮物やカレーなどに適しています。ガスや電気を使用しないので省エネで、危なくないのも大きな特徴です。ほったらかし家電の元祖といえるサーモスのシャトルシェフは、型を変えながらもロングセラーになっています」

自分で考えたメニューを作るのに使うだけでなく、日々の献立の提案をしてくれたり、上手に作れるよう助けてくれたりと、料理や食事のサポートもしてくれる、ほったらかし調理家電。取り入れるとレパートリーが広がり、毎日の食卓が楽しくなるかもしれません。

※価格は基本的に税抜き希望小売価格を表示しています。実勢価格は2019年9月14時点で編集部が調べた価格です。


Profile

家電ライター / コヤマタカヒロ

1973年生まれ。大学在学中にライターデビュー。現在はデジタル&家電ライターとしてPCからAV機器、白物家電を専門分野として執筆活動を展開。寄稿先はモノ雑誌を中心で、ファッション誌、ニュースサイト、そしてメーカーのwebサイト、オウンドメディアなど多岐にわたる。AllAboutガイドも勤める。執筆以外にコンサルティングなども行う。調理家電のテストと撮影のための空間「コヤマキッチン」も開設。

 

取材・文=吉川愛歩 構成=Neem Tree

 

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