健康的な食生活をするため、毎日自炊をガンバっている人もいることでしょう。でも、毎日献立を考えるのは大変。お弁当や晩ごはん…と、ありきたりな献立ばかりで頭を抱える日もあるかもしれませんね。そこで、今回はインナービューティープランナーの菅野友美さんに、定番おかずを活かしたヘルシーなリメイク献立を教えていただきました。
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こんにちは、インナービューティープランナーの菅野友美です。
私は、大学に入学した19歳のときにひとり暮らしを始めました。
卒業後は華やかな世界を夢見て映像・音楽業界に就職したものの、業界未経験の私は下積み期間が長く、20代は日々の生活に精一杯な毎日を過ごしていました。
おかげさまで節約術が身につき、日々の食材の使い回しが得意に。いかに買わずして冷蔵庫のなかが空っぽになるまで作り続けられるかを考えることが、密かな趣味になるまでになっていました。
今回は、お弁当にも晩ごはんにも登場する頻度の高い 「きんぴらごぼう」 をまったく別のおいしいおかずに変身させてみようと思います。
きんぴらごぼうはたくさん作り置きしていただいて大丈夫です。
きんぴらごぼうは、しょうゆやみりんなどの伝統的な発酵調味料が使われているので、腸にいる善玉菌を優勢にしてくれ腸内環境を整えてくれるうえに、食物繊維が豊富なのでデトックス効果も抜群のおかずです。
まずは、ふつうにおいしくそのままいただきましょう。
お酢をたれにすれば疲労回復にも。
シャキシャキ食感がおいしい「きんぴらぎょうざ」
次に食べるときは、いつの時代も不動の人気のおかず「ぎょうざ」にお色直ししてみましょう!
ぎょうざの皮にきんぴらごぼうを包んで、通常のぎょうざと同じようにフライパンで焼くと完成です。
油分と焦げ目が気になる人は、鍋の底に1cmほどの水を張り、そのうえにクッキングシートを敷き、そこにぎょうざを並べて蒸してもおいしいですよ。
もともときんぴらごぼうにはしっかり味がついているので、たれにつけなくても十分おいしくいただけますが、アミノ酸たっぷりの黒酢、もしくは米酢につけて食べると、クエン酸効果で疲労回復にもなります。
素材の味と絶妙にマッチし、かつほどよいパンチがあって、食欲も満たしてくれます。また、ごぼうのシャキシャキした噛み応えがお肉の代わりをしてくれます。たくさん噛むことは基礎代謝を上げるのに一番効果的です。
皮に包んだものはたくさん冷凍しておくと便利です。
ジューシーで体もポカポカになる
「ぎょうざワンタンスープ」
さらに、次に食べるときは「ワンタンスープ」にお色直ししてみましょう!
冷凍保存していたものを、そのままスープに入れるだけで完成です。
【材料】 (2人分)
玉ねぎ(薄切り) 40g
しょうが(せん切り) 10g
万能ねぎ(小口切り) 1本
酒 大さじ2
塩 ひとつまみ
A
しょうゆ 小さじ2
黒こしょう 適宜
ごま油 小さじ1/2〜
【作り方】
① 鍋に酒大さじ2と玉ねぎ、しょうが、ひとつまみの塩を入れ、玉ねぎがしんなりするまで弱火で蒸し煮する。
② 水300mlを入れ中火でひと煮立ちさせてから、しょうゆを回し入れ1分ほど加熱する。
③ きんぴらぎょうざを入れる(すぐに火が通るので皮が破れないように注意)。
④ 万能ねぎと黒こしょうとごま油をトッピングする。
⑤ 器に盛る。
スープときんぴらごぼうの味がマッチして、とってもジューシーでおいしくなりますよ。これからの季節、スープに入っているしょうがが体を温めてくれます。冷えは女性の大敵。おいしく冷え対策をしましょう。
おかずの七変化で、毎日小さな楽しみを感じ、おいしくごはんをいただきながら、体のなかからキレイになりたいですね。