これまで1万人以上を美ボディに導いてきた、"ダイエット王子"こと小山圭介先生が、ダイエットのお悩みや疑問に答えます。
飲み会が続いて食べ過ぎてしまい、体重が増加! そんなときの簡単な体重リセット法について、小山先生に教えていただきました。
Contents 目次
今回のお悩み
仕事や友達とのつき合いもあり、飲み会が続いて食べ過ぎてしまいました。
そのあとも、何となく以前よりも食事量が増えてきている気がします…。
体重をリセットするには、どうすればいいのでしょうか?
食べても太らない人は、食事のコントロールが上手
こんにちは。ダイエットトレーナーの小山圭介です。
外食が続いて食べ過ぎると、次の日も食事量が増えたり、濃い味つけのメニュー、ジャンクフードが食べたくなったりすることはないでしょうか。
その欲求の連鎖を断ち切るために、週末など1日だけでいいので、食事内容や量を変えてみましょう。
あなたの周りに、飲み会でたくさん食べているのに、太らない人はいませんか?
それはきっと、みんなが見えないところで、食事内容や量をコントロールしたり、運動量を増やしたりして、エネルギーをとり過ぎた分を調整しているからです。いつもたくさん食べているわけではないんですよ。
太りにくい人は、この調整が上手なのです。
週末1日だけの「プチ断食」で食べ過ぎた分をリセット
1日に必要なエネルギー量よりも食べ過ぎてエネルギーが余れば、その分が体脂肪になりやすいので、食事量を調整します。
体重をリセットする手軽な方法は、週末など1日だけ行う「プチ断食」です。
この方法は、食べ過ぎた分のエネルギー量の調整のためだけではなく、食事や間食の代わりに「酵素」を含む食材をとって、体の調子を整える目的があります。
これまでに「酵素」という言葉を聞いたことがあり、ダイエットや美容によさそうと気になっている人もいるのではないでしょうか。
私たちの体は、食べたものの栄養素からできていますが、体を建物にたとえると、食べもの(栄養素)は材料で、酵素はそれを組み立てる大工さんのようなイメージです。
酵素は、体に必要な栄養素を消化、代謝して健康な体を作る大切な役割を担っています。
必要以上にたくさん食べ続けていると、それを消化するために酵素がたくさん必要になるわけです。すると、酵素が不足して、代謝に影響します。
だから、消化の負担を少なくする「プチ断食」で酵素を含む食材をとり、体を代謝のいい状態に戻しましょう。
とっても手軽な「プチ断食」の方法3つ
1日「プチ断食」は、次の3つの中で、ムリなくできる方法を選びましょう。
【1】野菜や果物のスムージーを飲む
野菜や果物のスムージーを食事や間食の代わりに飲みます。
液体なので、固形の状態で食材をとるより消化・吸収・排泄されやすく、胃腸にも負担がかかりません。
果物の場合、バナナ、パイナップル、マンゴーなど南国系のものは体を冷やすので控えめに。
市販の酵素ドリンクなら、手軽に酵素を補えます。
【2】生の果物、生野菜のサラダを食べる
(1)のスムージーだけの食事ではガマンできない場合は、果物、生野菜サラダを食事や間食でとります。
いちご、りんご、みかん、オレンジなど好みの果物をお腹が空いたら食べましょう。 野菜サラダを食べるときは、ドレッシングをかけすぎないように。
よくかんで食べることで満足感が増し、消化がよくなります。
【3】果物、生野菜サラダ、お刺身、発酵食品を食べる
(2)の果物、生野菜サラダに加え、酵素がとれる魚介のお刺身、発酵食品(梅干し、ぬか漬け、納豆)など、たんぱく質を含む食材をとります。
1日のプチ断食が難しければ、半日だけでもOKです。
例えば、夜11時に就寝して、翌朝の朝食は果物だけにする。昼食、夕食はいつも通りの食事をとる。これなら簡単ですよね。
注意点は、この1日行うプチ断食を毎日続けるなど、決してダイエットのメインにしないこと。
食事量を極端に減らしてしまうと、栄養不足になって健康や美を損ねてしまいます。
あくまでも、食べ過ぎてしまったときの “調整”として、プチ断食をダイエットに取り入れてみてください。
取材・文/掛川ゆり 写真/ⓒMilkos-fotolia.com