一杯飲むだけでも体が温まってほっとするみそ汁。腸活や健康管理に役立つメニューとしても注目されていますよね。今回ご紹介するのは、かな〜り個人的で恐縮ですが、わが家のみそのお話です。
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毎年、家族を代表して、“みそ作り名人”のもとでみそを仕込むのが冬の恒例行事となっている私。1年分の量を作るとあって、気合いが入ります。
みそ作りに参加するきっかけとなったのは、街の“みそ作り名人”を取材したことでした。講座の参加者に話を聞くと、「孫がみそ汁を残さなくなった」「大豆の風味がしておいしい」といった声があり、興味を持ったのです。以来、1月の仕込みに参加させてもらうようになり、かれこれ気づけば12年くらいのおつき合いに。
なにせ実家の家族はもちろん、お盆などに親戚が来てみそ汁を飲むと、必ず「おいしい!」と大喜びするのです。そう、たしかに風味が違う! 体にうれしい減塩で大豆の風味がしっかり感じられるうえ、やさしい味わいだから何杯も飲めちゃうんです!
FYTTEに記事を書いてくれているライターのI.Sさんは3回目の参加。先日、一緒にみそを作りに名人のお宅まで行ってきました。年に1回の仕込みの日。作業もさることながら、1年ぶりにほかの参加者のみなさんに会うのも楽しみのひとつです♪
さぁ、みそ作りのスタートです! まずは、ゆでて機械でペーストした大豆を作業台に広げ(写真)、うちわで冷ましていきます。
そのうえに塩きり麹を重ねて広げ(写真下は塩きり麹を広げる前の様子)、大豆の煮汁をまんべんなくかけます。
そして最後の工程へ。 均一になるようしっかり混ぜ合わせ、山をつくっては崩してこねるという作業をくり返します。
粘土が少しやわらかくなったような触感で、大豆のやさしい香りと温かさが伝わってきます。山をつくったり崩したりするのは、ちょっと砂遊びのような感覚かも。でも結構力が必要です! こねるときは体重をのせるのがポイント。
混ぜ合わせたあとは、はかりにのせやすいようブロック大のかたまりに小分けにして作業は完了です。必要な分量を袋に入れて密封したものを容器に入れてそのまま保存。夏に向けて発酵が進むと、いよいよでき上がりです。発酵具合などにもよりますが、わが家では7月くらいから徐々に新みそのデビューとなります。
大量に仕込むので、作業はみんなの連携プレーがあってこそ! 世間話をしたりしながら、でも手はしっかり動かします(笑)。昔は民家の庭にご近所さんが集まって、みそを仕込む光景があちこちで見られたそう。みそ作りの楽しさは、手作りの味はもちろんですが、こうした共同作業やコミュニケーションにあるのではないかと思います。
今はみそ屋さんや各地の市民講座で体験できたり、個人用のみそ作りキットが販売されていたりもするので、興味のある人は、ぜひトライしてみると楽しいと思いますよ。
(編集 メロン)
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