「1回でも効果を実感できる」と好評のパーソナルヨガインストラクターの北村エミさんのお尻トレーニング。お尻がキュッと引き締まっていると体の印象も大きく変わります。しかもお尻を鍛えると全身やせも可能なのだとか! 北村さんの新著『二度見させるカラダは美尻ヨガでつくる』(KADOKAWA)からお尻を鍛えるメリットについてまとめていきます。
Contents 目次
こんな効果まで!お尻を鍛える5つのメリット
“美尻職人”ことパーソナルヨガインストラクターの北村エミさん。実は貧弱なお尻がコンプレックスでした。お尻を鍛えて変わったのはお尻だけでなく全身! お尻のトレーニングを始めると、ヒップラインが美しくなるのはもちろん、それ以外にも嬉しいメリットがたくさんあります。
メリット1 お尻を鍛えるだけで全身がみるみるやせる!
「10年ほど前、ダイエットのためにヨガを始めたものの、なかなか効果が出ませんでした。でもお尻のトレーニングを始めたら、鍛えているのはお尻だけなのに全身が引き締まってメリハリが出てきたのです」と北村さん。
お尻を鍛えるだけで、結果として脂肪燃焼しやすくなり、全身にも効果が及んだそう。
「お尻と、お尻につながる太ももや背中には、体の中でもいちばん大きい種類の筋肉がついています。お尻を鍛える運動はそうした大きな筋肉を動かすので、動きが小さくても消費カロリーは高く、ほかのパーツを鍛えるより代謝がアップできて脂肪の燃焼につながります。 つまりお尻を鍛える運動は、お尻だけではなく全身のダイエットになるのです」。
メリット2 インナーマッスルを鍛えて細マッチョに
「筋肉は1か所に1本ではなく、何層にも重なっています。体の奥の骨に近いところにある筋肉は“インナーマッスル”、皮ふに近い外側の筋肉は“アウターマッスル”と呼ばれています。
一般的な筋トレや運動で鍛えるのは主にアウターマッスルですが、 皮ふの近くにあるので、鍛えすぎると筋肉質で男性的なボディになってしまいます。逆にインナーマッスルは体の奥のほうにあるので、鍛えてもゴツゴツした体にならず、引き締まってスリムになります」
メリット3 太ももほっそり。憧れの美脚に
ももの裏側を鍛える美尻ヨガ。太もももほっそりしてくれます。
「“脚の太さが気になる”という方の多くは、太ももの前側の筋肉が張っています。私たち日本人は、前かがみになりやすい骨格なので、立っているときも歩くときも太ももの前側にばかり体重がかかりがちです。逆に、後ろ側はゆるんだ状態が続くことで筋力がアンバランスになり、ますます前側に負荷がかかって筋肉が張ってしまうという悪循環に。
美尻ヨガでは、太ももの前側は刺激せず、後ろ側の筋肉を鍛えるので、前と後ろの筋肉バランスが整います。その結果、筋肉の張りがとれて太ももがすらりと細くなるのです」
筋肉がほぐれてむくみにも効果大です。
メリット4 くびれがあるメリハリ美ボディになる
くびれをつくるために腹筋をしても効果が感じられない人も多いと思います。
「どこに脂肪がつきやすいかは体質によるものなので、自分ではコントロールできません。だから、部分やせには脂肪を落とすだけではダメ。でも、筋肉は狙ったところを鍛えられるので、気になる部分の筋肉を強くすれば、そこが引き締まり、部分やせできます。
お尻を動かす美尻ヨガの動きは、ウエストと腰をコルセットのように支えているお腹まわりの筋肉も刺激するので、自然とお腹が引き締まります。しかも、美尻ヨガではふつうの腹筋運動では刺激しにくい脇腹の筋肉やインナーマッスルも使うので、より効率よくくびれがつくれるのです」
また、お尻のお肉が上がって高さが出れば、たとえウエストのサイズが変わらなくても視覚効果でちゃんとくびれて見えてきます。
メリット5 骨盤底筋が鍛えられ、下腹ぽっこりが解消!
骨盤底筋もインナーマッスルのひとつ。この筋肉がゆるむといくらお腹に力を入れても下腹がぽっこり前に出てしまいます。
「骨盤底筋は年齢とともにゆるみやすく、体型に年齢が出てしまう原因にもなります。
骨盤底筋は腕や脚の筋肉と違って意識しにくく、“引き締めて”と言われてもピンとこない方も多いのではないでしょうか。美尻ヨガでは、お尻と一緒に骨盤を動かすことで意識しなくても自然と骨盤底筋にアプローチできます」
座ってばかりの生活では、お尻の筋肉は意識して鍛えることの少ない部位。けれど大きな筋肉なので、効果が出やすいのは嬉しいですね。お尻が大きい、反対に平たい、貧弱なのが悩みにも応えてくれるのが美尻ヨガです。
次回、美尻ヨガのエクササイズをご紹介します!
参考書籍
※北村エミ著『二度見させるカラダは美尻ヨガでつくる』(KADOKAWA)
文/庄司真紀