ただでさえコロナ渦で気持ちも体もぐったり中…。そこに急な猛暑がやってきて、すっかり夏バテぎみという人はいませんか? こういうときには「夏バテの原因となる自律神経の乱れをしっかり整えましょう!」とバレエダンサーの武田亜希子さん。負荷の高い運動をしてムリに体をふるいたたせるよりも、まずは全身をリラックスさせるエクササイズをすることが夏バテ解消の近道! 1日のやる気を起こしてくれる、起床後すぐにぴったりのエクササイズを教えていただきました。
Contents 目次
夏バテ解消エクササイズ ステップ<1>
起床時だけでなく、就寝前にもおすすめのエクササイズです。
<1>両脚を肩幅より広めに開いて立ったら、ひざを軽く曲げて、上半身を丸めます。体をゆすって全身の力を抜きましょう。力が入りがちな首の力も抜くことを忘れないでくださいね。
<2>両手を組み、体を起こしながら天井方向へと伸びます。上体と両腕を少しうしろに反らせるようにして伸ばしましょう。
反らし過ぎず、気持ちのいいところでキープすることがポイント。
全身のどこかが緊張して力が入ってしまわないように、とにかくリラックスすることを心がけると効果的です。呼吸が止まりがちなので、しっかり呼吸をしながら行いましょう。
夏バテ解消エクササイズ ステップ<2>
続いては、冷たい食べものや飲みものをとり過ぎて、冷えからくる夏バテにも効果的なエクササイズです。冷えた内臓の働きをゆるやかに活性化してくれます。
<1>足幅を自然に開いて立ち、両腕の力を抜いて上半身をツイストするように左右にふります。体重を上半身のふった側の脚に移動して軽くのせましょう。反対脚はつま先を立てて伸ばします。
慣れてきたら大きく振り、この流れを適度にくり返します。
腕を振るときは、とにかく腕全体の力を抜くことがポイント。上半身がしっかりツイストされている感覚があると、より効果的なエクササイズになります。この動きもまた、力をしっかり抜いてリラックスした状態で行ってください。
夏バテ解消エクササイズ ステップ<3>
リラックスした動きに慣れてきた状態で最後に行うのは、ゆるやかに全身の血流をよくするエクササイズ。
<1>脚を広めに開いて立ちます。両手を広げて全身で大の字を作ります。
<2>右ひざを曲げて左手を添えます。右腕を天井に向かって上げていき、上半身をひねります。目線も上げた腕のほうへ向けて、背中と腰まわりが伸びて気持ちがいい感覚があるところでキープしましょう。
反対側も同様に行います。
上半身をひねるときに、伸ばしている脚の内側がストレッチされている感覚があれば、うまくエクササイズができています。ゆっくりと呼吸をすることを忘れずに行ってください。
これで朝からパワーチャージ! さっそく明日の朝からチャレンジしてみてくださいね。次回は中級編をご紹介します。
取材・文/高田空人衣