前回ご紹介した初級編(https://fytte.jp/fitness/113658/)、そして中級編(https://fytte.jp/fitness/114058/)のエクササイズに慣れてきて、体力が少しずつ回復してきたら、やっておきたいのが今回のエクササイズ。全身の筋肉をしっかり動かすエクササイズをすることは、汗をかきにくい体から汗をしっかりかける体へと汗腺の働きを正常に導くため、夏バテ解消にぴったりなんです。
Contents 目次
夏バテ解消エクササイズ ステップ<1>
まずは、汗をかきやすくするベースの運動をしていきます。
<1>両ひざを軽く曲げて床に座ります。かかとを上げ、つま先は天井へ向けて。両腕は体の真横にまっすぐ伸ばしましょう。腹筋と背筋を使って背すじもなるべく伸ばしましょう。
<2>息を吐きながら上半身を右にねじります。このとき、左手は右足に添えて。このままの角度で前方にストレッチ。肩をしっかりと下げて、猫背にならないようにしてください。
ただ動くだけにならないよう、ストレッチするときはお腹をえぐるように、空洞を作るイメージで行うとよいでしょう。
<3><1>の姿勢にゆっくりと戻ったら、上半身を左側へねじり、同じ動きをほどよくくり返します。
このエクササイズは、常にお腹を引き締めて行うことがポイントです。慣れてきたら、両ひざを伸ばしたまま行うとより効果的です。
夏バテ解消エクササイズ ステップ<2>
先ほどのエクササイズで、汗をかきやすくするベース作りをしたら、次は屋内外との温度差で疲れた内臓の働きを活性化するエクササイズを行っていきましょう。
<1>あお向けに寝たら、両ひざを曲げて足を腰幅に開きます。
<2>尾てい骨からゆっくりと背骨をひとつずつ床から離していくように、横から見てひざから上体が一直線になるところまで上げていきます。お腹に力を入れて行うのがポイント。
<慣れている人は…>
この動きに慣れている人は、片脚を上げて同様の動きをやるとよいでしょう。そのときは、お尻が低くなってしまわないように注意。お尻をしっかり上げてキープすることで、効果的なエクササイズになります。
ゆっくりと<1>の姿勢に戻ったら、反対側の脚も同様にくり返してください。
夏バテ解消エクササイズ ステップ<3>
最後は、夏バテ疲労が最後まで残りがちな下半身にフォーカスしたエクササイズを行って、体力アップに努めましょう。
<1>足もとを肩幅よりやや広めに開き、つま先もムリのない程度に外側を向くように開いておきます。両手は胸の前で組み、両腕で円を作りましょう。
<2>両ひざを曲げていきます。お腹には力を入れたまま、上体の姿勢はまっすぐをキープ。ひざはつま先と同じ方向を向いているように注意して。
<慣れている人は…>
この動きに慣れている人は、<2>の体勢のまま両方のかかとを上げて、上半身を少しうしろへ反らすように伸びましょう。
一連の流れをほどよくくり返します。慣れてくるにつれて、足幅を大きくとり、ひざを深く曲げるとより効果的なエクササイズに。
どのエクササイズも、水分を適度にとりながら行ってくださいね。
取材・文/高田空人衣