布団に入っても寝つきが悪い。寝ても寝ても足りない…。「これも秋バテ中によくあることなんです」と、おっしゃるのは、バレエダンサーの武田亜希子さん。とくに全身のだるさや不眠は、主に自律神経の乱れが原因となっているそう。自律神経を整えるエクササイズを行って、秋バテのだるさも眠気もすっきりとさせちゃいましょう!
Contents 目次
眠気、ダルさすっきりエクササイズ ステップ<1>
背骨のゆがみは、自律神経を乱してしまう要因にもなるんです。そこで今回は、背骨のゆがみを改善、またゆがみ防止につながるエクササイズをメインにご紹介します。
最初のエクササイズは、とにかく眠気がすっきりするので、起床してすぐや、リモートワーク中の集中力が切れたときにおすすめですよ。
<1>足もとを自然に開いて立ちます。上半身は力を抜き、目線は頭ごと下へ落としましょう。
<2>両腕で円を作ったら、上半身を左右に傾けて腰と背中をストレッチ。
<3>息を吐きながら上半身を起こし、半円を描くようにして両腕をななめ上へと上げます。上半身は少し反らせて胸を開きましょう。
肩をしっかりと下げて気持ちよく伸ばし、左右の肩甲骨を寄せることを意識して。
<4>力を抜いてから元の姿勢に戻りましょう。この流れを、3回を目安にくり返してください。
眠気、ダルさすっきりエクササイズ ステップ<2>
次のエクササイズも、背骨のゆがみを改善してくれます。
<1>両ひざを曲げて、右脚を床につき、右脚をまたいだところに左足をおきます。上半身は足裏が床についている側にねじり、両ひじをつきながら前方にストレッチします。腰と背中のあたりに伸びている感覚があればOK。
<2>上半身を起こして反対側へねじり、立てている左ひざを右手で抱え、左腕は後方へまっすぐ伸ばします。背中が丸まらないように胸を張りながら、上半身をねじりましょう。肩のつけ根もしっかり伸ばすのがポイントです。
しばらくしたら手脚を左右入れ替えて、反対側も同様に行います。
腰部と背中がストレッチされて、気持ちのよい箇所が感じられたら正解。このエクササイズは、途中で動きに集中するあまり呼吸が止まりがちですので、呼吸を止めないように注意して行ってくださいね。
眠気、ダルさすっきりエクササイズ ステップ<3>
最後のエクササイズは、就寝前にもおすすめのエクササイズです。
<1>左ひざを曲げて座ります。右脚は伸ばし、足のかかとは直角に折っておきましょう。このとき右手は右ひざへ添え、左腕は床と平行になるようまっすぐ伸ばして。
<2>息を吐きながら、左腕を上げて、ウエストから伸びるように上半身ごと右へ倒します。このとき、左ひざが床から浮かないようにして行うと、効果的なエクササイズに。上半身は、前に傾かずに真横に倒すように心がけて。
<3>脚はそのままの状態で、上半身を元の位置へ戻します。今度は、右腕を上げて左側へ上半身を倒しましょう。左右行ったら、脚を変えて反対側も同様の動きを行ってください。
このエクササイズは伸ばしている脚側の骨盤が、床から浮かないようにして行うと、より効きます。また、かかとをしっかりと折り、遠くへと腕を伸ばすように行うと、股関節や脚裏にも効かせることができますよ。
エクササイズの前後には、水分補給も忘れずに行ってくださいね。
取材・文/高田空人衣