「ここ最近、代謝が落ちたな…」そう感じたのなら、もしかしたら“冷え”がひとつの原因かも知れません。バレエダンサー武田亜希子さんによると、お腹周りの内臓が冷えると、基礎代謝が落ちてやせにくくなるのだそう。今回は武田さんに冷え症改善エクササイズ野お腹編を教えていただきました。
Contents 目次
お腹周りの冷えには骨盤のゆがみが影響
お腹周りが冷えてしまう原因には骨盤のゆがみも関係すると武田さん。
左右の骨盤の位置がズレたり、ゆがんだりしていると、内臓が圧迫されるため、血液が上手く回らなくなってしまうこともあるといいます。骨盤のゆがみ、ズレ改善にフォーカスしたエクササイズを行って冷え症を解消しながら、やせやすい体作りをして、冬太りにも備えましょう!
お腹周りの冷え症改善エクササイズ ステップ<1>
ステップ<1>は、骨盤のゆがみ改善におすすめのエクササイズです。
子宮や、腸の冷え改善にも効果的ですよ。
<1>床に両手と両ひざをつきます。骨盤を右へ突き出し、右脚に体重をのせましょう。
上半身ごと右側へ体重がのるようにしてください。
<2><1>のまま骨盤をゆっくりとうしろに傾けるようにして、体重を真ん中へ戻します。背中を丸め、お腹はえぐるように引っ込めましょう。
<3>今度はゆっくりと骨盤を左へ突き出すようにして、左脚に体重をのせて反対側も同様に。
この流れをほどよくくり返します。すべての動きをゆっくりとていねいに行うのがポイントです。
お腹周りの冷え症改善エクササイズ ステップ<2>
続いては、お腹周りの血行促進に効果的なエクササイズです。
骨盤からわき腹にかけて、じんわりと効いてきますよ。
<1>床に横座りをして、右手を頭のうしろへ添えます。右ひじと右足首を寄せるようにしてストレッチしてください。左のわき腹にストレッチされている感覚があると、効果的に動けている証拠です。
<2>息を吐きながら骨盤を持ち上げて、前方へ突き出します。右ひじは天井へ向けて胸を張ります。このとき、腕からわき腹、脚のつけ根が、ぐっとストレッチされている感覚をキープしましょう。
<3><1>の横座りの姿勢に戻ります。一連の流れを、およそ5回くり返したら、横座りをしている方向を逆にして、反対側も同様の動きを行ってください。
左右それぞれ骨盤を前側へとしっかり出して、脚のつけ根を伸ばすことがポイントです。
お腹周りの冷え症改善エクササイズ ステップ<3>
最後は、骨盤のゆがみを改善しながら、内臓の血流アップに効果的なエクササイズです。
<1> あお向けに寝ます。両手のひらを床につけてお尻の下に置きましょう。
片ひざを曲げて、大きく回しましょう。大きく回すのがつらい人は、小さくてもOK。股関節の力を抜いて、リラックスした状態で行うようにしてください。
<2>同じ方向へおおよそ5~8周したら、逆回しも行ってください。
<3>反対側の脚に入れ変えて、同様の動きをくり返してくださいね。
次回は、冬にカッチカチに固まりがちな肩周りの冷え対策をご紹介します。
取材・文/高田空人衣