コロナ太りに拍車をかけるように、今冬に正月太りをしてしまった人はいませんか? バレエダンサーの武田亜希子さんによると、お腹は、食べ過ぎや運動不足でいちばん脂肪がつきやすい部位なのだそう。それだけ聞くと、ショックを受ける人は数知れませんが、反対にお腹は運動と食事制限でいちばん脂肪が落ちやすく、効果が出やすいそうですよ。つまり、お腹の脂肪を落としたいと思ったら、運動は即開始! 今回は、じわっと汗もかける、お腹の脂肪燃焼にフォーカスしたエクササイズを教えていただきます。
Contents 目次
お腹の脂肪燃焼エクササイズ ステップ<1>
お腹全体の筋力をバランスよくアップして、脂肪燃焼するエクササイズです。
<1>両ひざを曲げて座り、背すじを伸ばします。
胸の前で両手のひらを合わせて、前方へまっすぐ伸ばします。このとき、肩が上がらないように。
<2>息を吐いてお腹をえぐるように引っ込めながら、骨盤をうしろに傾けながら上体をうしろへ倒します。
<3>前に伸ばしている両手を右下へ持っていきながら、上体も右にねじります。反対に両ひざは少し左へ傾けて、上半身と下半身が少しねじれる体勢に。
後方へ傾けた骨盤を起こしながら、再び姿勢をまっすぐに戻し、<1>の姿勢に戻ります。
<4>反対側も同じ動きを行います。左右1セット、目安として10回行ってください。
お腹の脂肪燃焼エクササイズ ステップ<2>
お腹の脂肪にダイレクトに効くエクササイズです。
<1>あお向けに寝たら両腕を頭の横で伸ばします。両肩は床から少し上げます。両脚も伸ばして床から少し上げます。このとき、腰が浮かないようにしてください。どうしても腰が浮いてしまう人は、両ひざを曲げて行いましょう。
<3>息を吐きながら頭を上げて、両腕を伸ばしながら下ろします。
この時、目線はお腹に、両肩をしっかり下ろしながら行います。
両脚は伸ばしたまま、天井に向けて上げましょう。
<4>最初の姿勢に戻ります。
【POINT】
このときも、腰が床から浮かないように、腹筋をしっかり使ってください。
目安として10回行うとよいですが、1回1回をていねい行うことが大切ですので、10回がむずかしい人は慣れたら回数を増やすようにしてください。
お腹の脂肪燃焼エクササイズ ステップ<3>
ぽっこりお腹になってしまった、今はなき“くびれ”。ステップ3では、くびれを作るエクササイズを行います。
<1>あお向けに寝たら左手は後頭部に添え、右腕は体の横に伸ばします。
<2>ひざと股関節がそれぞれ直角になるように右ひざを曲げます。右ひざと左ひじがつくようにお互いを寄せましょう。このとき、頭もひざに近づけるように持ち上げて。わき腹を使っている感覚があると◎。
最初の姿勢に戻り目安として10回行ったら、反対側も同様に。
年末年始の食べ過ぎに加えて、外出できない日々でたぷっとしてしまったお腹を春が来る前に撃退しておきましょう! 次回は、背中の脂肪燃焼エクササイズをご紹介します。
取材・文/高田空人衣