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涙涙!【名古屋ウィメンズマラソン2018】 出走レポート!(前篇)
世界最大規模のウィメンズマラソン「名古屋ウィメンズマラソン」。完走するとタキシードボーイ達がティファニーのペンダントをくれることでも有名です。ウィメンズならではの華やかさと楽しさとエネルギーを感じる大会。今回はEXPOのMC、そしてペーサーとして参加してきました!なんともドラマティックで思い出に残る1日となった今大会。まずは前編です!
Contents 目次
お祭り!EXPO
まずは前日に名古屋入りして名古屋ドームで開催されているEXPOへ向かいます。ゼッケンの受け取りが一番の目的にはなるのですが、大規模なマラソン大会になると大会本番の前日にはこのようなEXPOが開催され、各メーカーがブースを出して、最新のマラソングッズが購入できたり、試供品などのプレゼントがもらえたり、トークショーや体験型イベントが開催されます。
しかも今回はウィメンズマラソンとあって、ブースも女性を意識したものが多く、かわいいウエアがあったり化粧品のサンプルなどをもらえたりしました(ラッキー)。
私は今大会からメインスポンサーになったnewbalanceのメインイベントで、オフィシャルアンバサダーの皆さんとトークショーのMCをしてきました!
本番前に思い出すのは、これまでの練習
今回、ともに参加するメンバーとは、事前の準備段階から一緒にトレーニングをしてきました。どんなトレーニングをしてきたかというと…
LSDという[Long Slow Distance]の略で、ゆっくりと長い距離を走る練習を行いました。
フルマラソンに挑戦する方は初心者の方でも、このLSDトレーニングを大会1カ月くらい前に最低1~2回済ませておくと完走率が上がると言われていて、距離は20km~30kmを走ります。
”ゆっくり”の感覚は人それぞれですが、目安は会話ができるくらい。おしゃべりしながら仲間とゆるやかに走れば、意外と時間はあっという間に過ぎますし、しゃべることで酸素を上手に取り込めるので、脂肪が最も燃えやすくダイエットに最適な有酸素運動ができます◎
ペースはだいたい7分~7分30秒/kmをキープして、皆でおしゃべりしながら走ります。フルマラソンに関する話はもちろんなのですが、ペットの話や最近行った旅行の話など。本当にカフェでお茶しているのと同じ様な感覚で走ります。逆にいうとそのくらいの緩さで良いのです。
本番をイメージしてランニング
練習会ではニューバランスの皆さんが特設エイドを用意してくださったので、本番さながらに給水の練習もしました。給水に練習なんていらないでしょとずっと思っていたんですが、私はよく水をこぼすしむせ返すんですね(苦笑)。コーチから「コップの口をとがらせて飲むと飲みやすいですよ!」とアドバイスをいただきました。
特設エイドには水やドリンクだけでなく、バナナやエナジーゼリーなども用意して頂いていました。我々初心者は5~6時間かけてゴールを目指すので、お昼も食べられずに走り続けることになるわけです。それはそれはとってもお腹が空いて、ガス欠状態になってしまうと走れなくなってしまいます。実はわたし、大会本番中に応援にきてくれていた友達に電話して、おにぎりとみそ汁を差し入れてもらったこともあります(笑)
今はスポーツ用品店やアウトドアショップで、沢山の種類のマラソン用エナジーフードが売っているので、どの味が好きか、どの形態が食べやすいのかなどをここで事前にチェックします。走っている最中だと、体が塩分を放出していて味の感じ方が普段と違ったり、食べやすさも重要になってくるので、その予行練習もしっかりと。屈伸やストレッチもして、本番さながらの予行練習をすることができました!
と、みんなで練習した1か月前。さて、本番でこの練習が生きてくるのか!?
スタートからハプニング続出
さて当日。一緒に練習をしてきたNBRCメンバーは経験値がそれぞれでしたが、私は初フルマラソンの子たちを「制限時間内で完走」させることを目標にペースをつくってあげる「ペーサー」という役目を担いました。フルマラソン、サハラいれたら8回目でしたからね。何か違うことをしたかったんです。ちなみにあんまり速く走ることにはどうも興味がわきません。だって辛いじゃん…えっ…
スタートして一機に後ろからランナーが追い越していきます。2万人以上のウィメンズがいっせいに走り出すので最初は大渋滞。はぐれないようにチームの皆さんちゃんとついてきて…なかったー!!!最初の5分ですでに4人足りない。
今回[応援NAVI]という、大会名を選んで名前を入力するとその人がコース上のどこを今走っているのかリアルタイムでわかるアプリをダウンロードしていたので、歩道に登って後方の4人を探し出し、無事に合流できました。ふぅーびっくりした。
不安な4人
フルマラソン初めての4人。不安がって5kmの時点で
「ヤハラ先生、もうジェル飲んだほうがいいですか」
私『まだです』
「先生、トイレに行きたい気がします」
私『気のせいです』
などの会話を繰り広げながら先に進みます(笑)。よっぽど不安だったんでしょうね(笑)。
私も初めてのときはそうでしたが、トイレの行列を見ると行きたいと思ったときにあんなに並ぶなら早めに行っておこうと余計に行ってしまいがちなんですね。なので4人には「トイレは2回までだからね!」と言ってありました。しかし不安で朝食を食べ過ぎた4人は本当に限界だったようで早々に1回目のトイレへ。待ち時間もしっかりストレッチしてひざが痛いだの腰が痛いだのと言いながらまた走り始めました。
こんだけしゃべれるんだから本当はまだ元気なんだと思いますが(笑)。
初フルメンバーのうちの1人。石田一帆ちゃん。本番2週間前から足が痛くなってしまったそうでほとんど練習ができておらず、不安で食べ過ぎて気持ち悪さがMAXになっていました。どんどん表情も暗くなっていったので、彼女を離脱させて3人に先にいってもらい近くのコンビニに行くと嘔吐。
本人的には吐いてすっきりしたようでちょっと元気になってましたが、何かあったら大変だと思って、並走しながら必死に頭の中でレスキューの講習で受けたAEDのやり方とか心臓マッサージのやり方とかすごい思い出してましたのはここだけの話…