ダイエットのために筋トレをがんばったら、かえって脚が太くなってしまった!! そんな自身の経験から、多くの女性たちに正しいトレーニング法を伝えたいと、SNSやスタジオで指導を行っている骨格矯正ピラティストレーナーのmiey(ミー)さん。著書『“がんばり筋”をほぐせばおなかも脚も細くなる!』から、失敗しない美脚・美尻の作り方を紹介します!
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理想の体型になれない人の多くは、がんばり筋となまけ筋が存在している
mieyさんのボディメイクの特徴は「いきなりトレーニングをするのではなく、まずは筋肉のアンバランスを正す」こと。
「多くの人は、姿勢の悪さなどが原因で体がゆがんでいます。これにより、常に負荷がかかっている筋肉=がんばり筋と、逆にゆるみっぱなしの筋肉=なまけ筋が存在。その状態でいくらなまけ筋を鍛えようと、トレーニングをしても、かわりにがんばり筋が働いてしまいます。その結果、鍛えたくないところがパンパンに張ってしまう、なんてことも。これを防ぐためにも、まずは筋肉をほぐして整えることが重要です」(mieyさん)
下半身でいえば、前ももや外ももは硬く張ったがんばり筋になりやすく、内ももやお尻は脂肪のつきやすいなまけ筋になりやすい部分。
「① まずはがんばり筋をほぐしてゆるめる」「②ゆるんだなまけ筋を目覚めさせる」この順番を守れば、ダイエットも失敗なくスピーディに進みます!
美脚&美尻をつくる“なまけ筋”トレーニング
※なまけ筋を目覚めさせるトレーニングの前に、
まずは過去に紹介した筋ほぐし「プロポーズ」「足組みおじぎ」を行って、筋肉のバランスを整えましょう。
内ももの筋肉・内転筋を鍛えてバレリーナのようなスラリ脚に!<内ももひし形>
1
あお向けになり、内くるぶしでタオルを挟みます。ひざを90度に曲げて足を浮かせます。
鼻から息を吸ってろっ骨を広げ、吐きながらろっ骨を締めて、骨盤を後傾させて腰を床につけます。
2
鼻から息を吸いながら、左右の足首でタオルを押し合います。
3
息を吐きながら、ひざを開きます。足首でタオルを左右からギューッとつぶして。腰と床のすき間はつぶれた状態をキープ。再び鼻から息を吸いながらひざを閉じます。10回開閉をくり返しましょう。
お尻をプリッと上げる大殿筋&骨盤を横から締める中殿筋を刺激!<足バンザイ>
1
うつぶせになり、手はおでこの下で重ねます。足は肩幅に広げて、かかとを内側、つま先を外側に。鼻から息を吸ってろっ骨を広げ、吐いてろっ骨を締めます。
2
鼻から息を吸い、吐きながらお腹に力を入れてろっ骨を締め、左脚を上げます。お尻の力で上げましょう。鼻から息を吸いながら脚を下し、右脚も同じように上下します。左右交互に10回行いましょう。
2
両脚を下ろしたまま鼻から息を吸い、吐く息で今度は両脚を同時に上げます。
骨盤が浮かないように、ろっ骨を床に押しつけましょう。
3
鼻から息を吸い、吐きながら脚を広げます。そのまま5秒キープしたら2に戻り、
再び脚を広げます。3回くり返しましょう。
いかがでしたでしょうか?
薄着の季節はすぐそこ! 夏までにmiey式ボディメイクでスリムなボディを作りましょう!
もっと、mieyさんのトレーニングを知りたい人はこちらをチェック!
『“がんばり筋”をほぐせばおなかも脚も細くなる!』(学研プラス)
文/FYTTE編集部