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「何歳からでも変われる!」体重や体脂肪率に一喜一憂しないAYA流トレーニングマインド
家でゴロゴロしているだけでは、理想のボディから遠ざかるばかり。家にいながらできる「宅トレ」で全身を鍛えていきましよう。フィットネスプロデューサーであるAYAさんに、宅トレを楽しむ工夫と、全身やせにおすすめのトレーニング「ロック・クライマー」を教えていただきました。
Contents 目次
体を動かすことで絶対に何かが変わる!
6月に開催されたFYTTEのエンターテインメントフィットネスライブ「The Fit & Wellness Live 2021 at home」でもパワフルなパフォーマンスを見せてくれたAYAさん。
コロナ禍でなかなか家から出られなかったときにいろいろ考えて、最近思い切って引っ越しをしたそうです。それにより、さらに運動をしやすい環境になったと言います。
「ビルに囲まれている街より、海が近くて景色が開けている場所がいいな、と思い、思い切って引っ越しをしました。引っ越した先には近くに海もある、開けた場所。海沿いを走ったり、ワークアウトしたりと、さらに運動が楽しい環境になりましたね。ジムに行くことが、運動のすべてじゃないないな、って改めて思いました」
今は人に会う機会が減ったため「どうせ人に見られないから」と、ダイエットを含め新しい挑戦をあきらめたり、「もういいや」なんて捨て鉢な気分になったり、前向きになれない人も多いと思いますが、その気持ちを吹き飛ばす力がフィットネスにあるとAYAさんは言います。
「毎日運動を積み重ねることで、昨日の自分を乗り越えていく。フィットネスは心と体を変える力があります。運動をこなした先に、見えるものが絶対あるんだよってことを、これまで同様、みなさんにくり返し伝えていくのが、フィットネスプロデューサーである私の使命だと思っています」
数字に一喜一憂しない! 目指すのは気持ちよさ
誰もが何かしらの運動に取り組む「日本総フィットネス化」を目指すAYAさん。体を気持ちよく動かしてほしいからこそ、「数字にはこだわらないで」と話します。
「体重や体脂肪率もそうですが、数字に一喜一憂する人生ってよくないなと思っているんです。それに年齢も数字じゃないですか。『私は、もう〇歳だから…』『50歳だから遅いですよね』とか口にする人も少なくないです。年齢なんて、言ってしまえば背番号みたいなもの。数字のひとつにとらわれて、自信をなくすなんてもったいないです。人は何歳からでも変われることを運動で感じてほしいです。20代のときよりも30代、30代のときよりも40代というふうに、見た目にしても、パフォーマンスにしても、心の底から今の自分が好きだって言える人生を送ることが大切だと思います」
今の自分がいちばん好きになる、ひとつの有効手段が運動です。
「運動をすることで、何歳になっても体は動けるし、病気にもかかりにくくなる。運動で人はバージョンアップできるのです。年齢と体の調子が反比例するような、何歳になってもFeeling Good!と言える人生を歩んでいってもらいたい。そういうフィットネスを発信していきたいっていうのは私の思いですね」
昨年から家に閉じこもることが多く、気分が沈みがちな人も多いはず。憂鬱な気分はAYAさん直伝の宅トレで吹き飛ばしましょう!
全身運動「ロック・クライマー」で脂肪を燃やせ!
腕立て伏せの姿勢から、脚を交互に体の前に出す運動です。イメージは岩を上る、ロック・クライミング。腕立て伏せの姿勢をキープしながら脚を動かすのがつらいですが、そのぶん多くの脂肪燃焼効果が期待できます。効かせるコツは…?
「お腹に力が入ってないと、腰が下がってきてしまい、全身運動になりません。心の中で『お腹、お腹…』と唱えながらお腹に力を込めながら脚を動かしましょう。脚をリズミカルに左右にスイッチする作業がしんどかったら、1回ずつ脚を元の位置に戻してもOK。最初は、1、2、3…とゆっくりカウントをとりながら、連続で行うことを目指しましょう」
(1)肩の真下に手をつき、両脚を軽く開いてつま先を立て、腕立て伏せのポジションを作ります。
(2)右脚を前に出し、つま先を右手の近くにつきます。
(3)右脚を(1)の位置に戻すと同時に、今度は逆の左脚を左手の近くにつきます。これを交互にリズミカルに30回くり返します。
『おうちdeシェイプ AYAトレ 100』(講談社刊)
撮影/野町修平(APT) ヘアメイク/福川雅顕 取材・文/平川 恵