骨格矯正ピラティストレーナーのmieyさんが、自らの経験をもとに正しい脚やせ法を教えてくれる当連載。mieyさんが紹介する、運動が苦手な人でもチャレンジしやすいメニューで、今回も脚のお悩みを解消しましょう。最終回のテーマは「脚を長く見せたい!」人におすすめのエクササイズです。
Contents 目次
「お尻は鍛えて短く、もも裏は伸ばして長く」がポイント
脚に関するお悩みで、「細さ」よりもあきらめてしまいがちなのが「長さ」です。でも、もしかしたらあなたの脚は、お尻や裏ももの状態によって、本来の長さより短く見えているかもしれません。
「お尻の筋肉が衰えて長くなるとお尻は垂れ、脚の始まりの位置が下がってしまいます。また、裏ももの筋肉は硬くなると縮み、お尻を下に引っ張ってしまいます。お尻は鍛えて短く、裏ももはストレッチして縦に長く伸ばすと、お尻の始まりの位置が引き上がり、脚は長く見えますよ。ポイントは『お尻は短く、裏ももは長く』です」
お尻の引き上がった長い脚を目指し、さっそく始めてみてください!
かかと立ちで上体を倒し、脚の裏側を伸ばす
1
脚を肩幅に開いて立ちます。つま先と骨盤を正面に向け、手は腰に当てます。
2
右脚を1歩前に出し、足首をしっかり曲げてかかとだけを床につけます。つま先はできるだけ上に向けて。肩の力を抜き、肩甲骨を引き下げておきましょう。
3
鼻から息を吸い、吐きながら上体を前に倒します。ももの裏側〜ふくらはぎの伸びを感じながら、ここで10秒キープ。脚を入れ替えて、同様に。
腰が丸まってしまうのはNG。背中をまっすぐにキープしたまま、倒せるところまで倒しましょう。
あお向けでお尻を持ち上げ、脚との境目をくっきりと
1
床にあお向けになり、両ひざを立てます。つま先は正面に向け、ひざとひざの間はこぶし1個分開きます。かかとの後ろ側がひざの下にくるように。腕は体の横に伸ばし、手の小指側を床につけたら、腰と床のすき間をつぶすようにお腹に力を入れます。
2
鼻から息を吸い、吐きながらろっ骨を閉じていきます。再び、息を吸い、吐きながら、お尻を持ち上げて、恥骨を天井に向けます。尾てい骨から、1つ1つ骨を床から離していくようなイメージで。お尻を持ち上げたまま、お尻の穴を「ゆるめる→締める」を30回くり返します。お尻は自然と上下に揺れてOK。
腰が反るほどお尻を持ち上げるのはNG。1のときに、かかとをひざの下より前方についてしまうと、腰を反りやすくなってしまいます。かかとはひざの下について準備しましょう。
お尻上部の筋肉を鍛え、トップの位置をさらに高く
1
床にうつぶせになり、両手をおでこの下で重ねます。脚を開き、ひざを立てたら、左右のかかとを合わせます。
2
恥骨を床につけたまま、脚を持ち上げます。高く上げようとすると腰を痛めるので、ひざが少し浮く程度でOK。お尻の上のほうに力が入るのを意識しながら、ここで10秒キープ。
なお、mieyさんにご出演いただきましたFYTTEのオンラインイベント(6月25日)のアーカイブは7月25日(日)まで配信中! Mieyさんが30分間、美脚になれるためのエクササイズを教えてくれていますので、ぜひ一緒にトライしてみてください!
(Youtubeの8:00~mieyさんが登場します)
https://www.youtube.com/watch?v=CWbQeKOq-q0
動画撮影/西園貴志 スチール撮影/我妻慶一 動画編集/横山風花、中道祐弥(Co-Conectar) 取材・文/馬渕綾子