スポーツクラブ「メガロス」（野村不動産ライフ＆スポーツ株式会社）は関東を中心に店舗を展開するスポーツジム。そこで今年の４月からはじまった新しいなわとびのプログラムが「VOLTSKIP」です。ヒップホップや R&B などの音楽 CD・レコードを中心に販売するクラブミュージック専門店であり、日本のヒップホップ流行の牽引役となった、「マンハッタンレコード」が手がけたしたクラブ感あふれる音楽と、幻想的な光が明滅する暗闇の中で跳ぶのが特長で、15分という短時間ながら、かなりの強度。それでも、人目を気にせず跳ぶことができますし、終わったあとの達成感からリピーターが続出しているそう。参加者の中心は20～30代の若い世代ですが、参加者の年齢層は幅広く、なかには70代の挑戦者もいるそうです。

こちらが専用の光るなわとび。照明によって雰囲気が変わりますね。
まず、片足でロープを押さえて手を伸ばしたときに、胸からろっ骨のあたりに持ち手が来るように、ロープの長さを調節します。持ち手のところにスイッチもついていてＬＥＤライトの光り方も選べます！

はじめにストレッチと跳び方の説明を受けました。大事なのは、両足を腰幅に開き、その幅をキープしたまま跳ぶことなのだとか。なわとびは、ふくらはぎの引き締めとお腹やせに効果の高いワークアウトなのですが、この跳び方をすることで、より負荷が逃げずにこの２か所にかかるそうです。そして、足首はやわらかく、着地したときにつま先だけ着くように。ひざはやや曲げて。

両脚で前方に回るスタンダードな跳び方、ランニングのように跳ぶ方法、片足×各４回ずつ跳ぶ方法……。まずい、試し跳びしているだけで心拍数が上がってきました（汗）

プログラムはメインの曲が２曲。１曲目は「ヴォルテージ１」、シンプルな跳び方で構成されています。単純に跳ぶだけでも心拍数が上がってくるので、片足２回ずつを交互に…という跳び方すら、おもしろいように引っかかる私。「引っかかっても大丈夫ですよー」「跳び続けることが大事！！」とインストラクターの方が、励ましてくれます。

２曲目の「ヴォルテージ２」では、「二重跳びを30回」などという、気の遠くなりそうなプログラムまでありました（できなければ、シンプルな両足跳びや、ランニング跳びで大丈夫です）。

私自身のマインドがちょっと変わってきたのは、「ヴォルテージ２」の途中ぐらいからでしょうか。はじめは、暗闇だから人目を気にしなくて済むとは言っても、つまずく自分がふがいなかったり、脚よりも回している腕が「もう限界～」と思ったり。要するに気が散ってばかりで、鏡に映る自分をロクに見ることさえしませんでした。でも、しばらく跳ぶうちに、私は私のできる範囲で、まずは跳び続ければいいのだなと思えるようになってきました。自分のフォームを直視し、跳びやすい方法で跳ぶようにしたら、素直に音楽が耳に入ってくるように。つまずく回数も少し減ってきました。

そんな気持ちに落ち着いたところでプログラム終了！　インストラクターの方に説明を受けた時間を引き算すれば、実質的なワークアウトの時間は10分あるか、ないか……？　なのに、気持ちがいいくらいに汗びっしょり。帰りの荷物は、かいた汗の分、重かったです。

私が二重跳びを30回跳べるようになる日は、少なくとも今世では確実に来ないけれど（笑）、次にトライする機会があったら、とにかくフォームに気をつけて、シンプルな跳び方で跳び続けられるといいな。それができたら、つまずいてばかりいた片足跳びもできるようになりたいな。そういえば、片足跳びは左脚で跳んでいたときばかりつまずいていたな。バランスが悪いのかな。もし、なわとびを続けて持久跳びが10分くらいできるようになったら、めちゃくちゃクールだな…。

帰り道でもしばらく心拍数が上がっていたと思われる私の頭の中では、上がった心拍数のペースで妄想が次々と広がり続け…なるほど、リピーターが多いというのは、こういう理由からか、と、妙に納得しました。音に合わせてなわとびを跳ぶ。自分の体と対話する。楽しい体験でした！（編集まりりん）

【実施店舗】スポーツクラブ「メガロス」全店舗
https://www.megalos.co.jp/contents/voltskip/

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