「運動する気力も体力もない~!」という、心身がお疲れのときにおすすめのリラックスエクササイズ。第3段目の今回は、座ったままできるエクササイズをバレエダンサーの武田亜希子先生に教えていただきました。
Contents 目次
座ったままできるリラックスエクササイズ ステップ<1>
まずは、骨盤のゆがみを解消し、下半身全体の血行促進につながるエクササイズです。朝と晩に行うことで、体を整えることができますよ。
<1>両ひざを曲げて足裏を合わせるように座ります。股関節をしっかり開くように座りましょう。
<2>上半身の力を抜いて骨盤を左右にゆらします。なるべく、左右均等に意識しながらゆらしましょう。
<Point>
慣れてきたら、時間をかけてゆっくりと体全体を傾けます。片側に上半身ごと傾けたとき、わき~腰部が気持ちよく伸びる感覚があるのがポイントです。
回数や時間にこだわらず、ほどよくくり返してくださいね。
座ったままできるリラックスエクササイズ ステップ<2>
続いては、全身をゆるめてほぐすことで、体力低下を防ぐことにつながるエクササイズです。
<1>床に座り、片脚を前に伸ばし、反対脚はひざを曲げて股関節を開きます。前に伸ばした足の両外側をつかみ、息を吐きながら前屈します。
伸ばしている脚裏全体と、曲げた脚側の腰部がストレッチされている感覚があると◎。
<2>上半身を少し起こし、ひざを曲げている側の腕を大きくまわします。上半身全体を使って、大きくまわすことがポイントです。
ゆっくりとていねいに、目安として8回行ったら、反対側も同様に行ってくださいね。
座ったままできるリラックスエクササイズ ステップ<3>
最後は、上半身を気持ちよく伸ばすことで、眠気やだるさをすっきり解消させるエクササイズです。
<1>あぐらをかいて座ります。あぐらがツライ人は、ラクな姿勢でかまいませんし、イスに座って行ってもかまいません。両腕を前に伸ばし、それぞれ親指を下側に向けてねじり、手のひらを合わせます。
<2>お腹を引き、骨盤をうしろへ傾けて両腕を前方に伸ばします。両肩は上がらないように下ろして、左右の肩甲骨を離すように意識してください。
<3>ひじをうしろへ引き、肩甲骨を中央に寄せます。
<4>上半身を横に傾け、体の側面全体をストレッチします。
このとき、曲げた側の手を床につきます。できればひじまでつくのがベストです。上半身をたっぷり使うイメージで行いましょう。
反対側も同様に行ってくださいね。
やる気が起きないときにムリに自分を奮い立たせてハードなトレーニングを行うと、思わぬケガにつながってしまうこともあります。そういった自体を招かないためには、今回ご紹介したような、体をゆるめることに特化したエクササイズがおすすめです。ぜひ実践してみて下さいね。
取材・文/高田空人衣