アウターや厚手の服で覆われている冬の間に、ウエストにぷよっとしたお肉がつき、くびれが失われてきてはいませんか? 薄着の季節が近づいたころになって慌てないように、いまからウエストをしぼっておきましょう。ダイエットエキスパートの和田清香さんに、自宅でできるくびれづくりのメニューを教えてもらいました。
Contents 目次
体の一部を固定し、ねじりの動作を助けてくれる「壁」
「日常生活でねじりの動作が少ないと、やっぱりウエストはダボついてしまいますね」という和田さん。でも、ねじる必要がある動作は日常になかなかなく、ねじろうと思っても体がフラついてしまったり、大きくねじることができなかったり……。
「ウエストを刺激したいなら、ぜひ壁を使ってください。しっかりねじるためには体の一部を固定する必要がありますが、壁に手足をつけたり、体重をかけたりすることで、姿勢を固定でき、ウエストを効果的にねじることができます」
今回は、ウエストを大きくねじりながら、骨盤の左右バランスを整えることもできるメニューを紹介。
「壁につけた手足の位置が目安になるので、壁を使うと体の動きの左右差にも気がつきやすいんです。左右行い、硬さや動かしにくさを感じたほうは、回数を少し増やしてみてください」
壁を使い、左右バランスが整った美しいくびれを手に入れましょう!
広げた腕といっしょに上体を大きくねじる
<1>
背中を壁に向け、壁から50cmほど離れて立ちます。ひざを曲げて右脚を後方に上げ、お尻の高さあたりでつま先を壁につけます。両腕は肩の高さで広げ、手のひらを正面に向けます。
<2>
左ひざを曲げながら少し前傾し、上体を左にねじります。腕を広げたまま上体をねじり、顔は左後方の壁に向けて。1に戻り、右にも同様にねじります。これを10回。軸脚を右脚にして、同様に。
<正面から見ると…>
軸脚のひざは、常に正面に向けておきます。床に近づけるほうの手は反対側の脚を超える位置までもっていき、ウエストをしっかりねじりましょう。
体を真横に倒し、わき腹をギュッと縮める
<1>
体の左側を壁に向けて立ちます。ひざを曲げて左脚を上げ、体の横でつま先を壁につけます。手は頭の後ろで組みましょう。
<2>
右ひざを曲げ、同時に上体を左に倒して左ひじと左足を近づけます。1に戻り、これを10回。軸脚と体の向きを替えて、反対側も同様に行います。
<これはNG!>
ひじを足に近づけようとして、上体を前に倒すのはNG。顔と胸は常に正面を向けて体を倒し、わき腹を縮めます。
脚の重さを利用し、お腹全体に負荷をかける
<1>
お尻を壁につけてあお向けになり、ひざを伸ばして脚の裏側を壁につけます。両腕は体のわきで伸ばし、手のひらを床につけます。
<2>
両脚をそろえたまま、脚を右に倒します。1に戻り、今度は左に倒します。これを5回。倒したときに、脚はできるだけ床に近づけましょう。ただし、肩や背中が浮くのはNGです。
撮影/布川航太 ヘア&メイク/ 斎藤節子 文/馬渕綾子