バレエのメソッドをベースにした動きを行って、バレリーナのようにしなやかで美しいボディラインがつくれると話題の「バレエフィットネス」。今回は美尻王子直伝のヒップアッププログラムを紹介します。お尻の筋肉を奥から鍛えて、ピーマンのように垂れたお尻を中央に集結。スキニーデニムの似合う桃尻をつくりましょう。
Contents 目次
美尻のコツはお尻の上部を鍛えること
オンラインの仕事が増え一日中座りっぱなしの生活が日常化し、お尻と太ももの境目があいまいになった、お尻がつぶれて横に広がってきた、スキニーデニムがお尻でひっかかるといった、お尻の悩みが急増中。そんな人はお尻の筋トレが必要です。ただし「お尻を鍛えようとしてお尻に力を入れてはダメ。ただお尻に力を入れるだけでは、お尻の下のほうばかりが鍛えられてしまいます。お尻は上部の筋肉を刺激することで腰の位置を高くすることができ、腰高の丸いお尻をつくることができるんです」と美尻王子・竹田純さん。
今回教えてもらったエクササイズは、お尻から脚を上げることでお尻の奥を鍛えるプログラム。「お尻の筋肉を鍛えながら内ももも同時に刺激できるので、お尻から脚へと続く下半身のラインを美しくすることができるエクササイズです」。はじめは動画の中の竹田さんのように高く脚が上がらないかもしれません。でも大丈夫! お尻の筋肉が目覚めれば、脚が徐々に高く上がるようになり、お尻は丸く高く、脚はスリムでまっすぐになってきます。ゆっくりとお尻の筋肉に効いていることを感じながら行いましょう。
動画の動きを詳しく解説!
1 股関節のつけ根の下にひざがくるようによつんばいになります。両手は肩幅より広く開き、奥の手のひじを曲げてひじ下を床につけます。
2 ひざを曲げたまま手前の脚を上げられる高さまで上げます。
3 そのまま上げた脚のひざを耳に近づけるように前に引き寄せます。
4 ひざを曲げたまま脚を後ろに押し出します。3と4を交互に15~16回続けましょう。お尻の奥がピリピリ感じてきたら聞いている証拠。
5 次にひざを耳に引き寄せ、後ろに押し出した脚を、ひざを伸ばしてできるところまで高く上げましょう。ひざを耳のほうへ引き寄せる、ひざを曲げたまま脚を後ろへ押し出す、ひざを伸ばして脚を高く上げる、ひざを曲げて脚をもとの位置も戻す動きを6~8回くり返します。
正面から見ると
OKポーズ お尻の力で脚を動かせば、体が左右にぶれることはありません。
NGポーズ お尻の力で脚を動かせなくて、曲げたひじのほうに重心が傾いている状態。お尻に効かせるためには脚の高さはできるところまででいいので、真ん中に重心を保ったままゆっくりと脚を動かしましょう。
いかがでしたか? お尻の奥に効いている感じはわかりましたか? 普段使っていないお尻の奥の筋肉を刺激しているので、運動不足さんは筋肉痛になるかもしれません。毎日少しずつでも続けて、2週間後にお尻を触ってみてください。お尻が丸みを帯びていることに気づくと思います。美尻王子に負けないお尻を目指して、今日からチャレンジしてみましょう!
美尻王子・竹田純先生の著書はこちら!
『おうちでできるバレエストレッチ&フィットネス(DVD動画付き)』(学研プラス)
撮影/山上忠 取材・文/山本美和 動画制作/横山風花、中道祐弥(Co-Conectar)