「FAT5」のあとの体を動かしいやすい状態を利用

「FAT5」は、ダイエットエキスパートの和田清香さんが考案したメソッド。週１回、インターバルをとりながら７つの運動をそれぞれ30秒間全力で行うのが基本メニューです。今回は「FAT5」に気になる部位のストレッチをプラスしたオリジナルメニューをご提案いただきました。

「『FAT5』を行ったあとは、体が温まって筋肉を動かしやすい状態になっているだけでなく、脂肪燃焼効果もしばらく続きます。このタイミングでストレッチを行うと、気になる部位により血液がめぐりやすくなります。ピタッと動きを止めてしまわないで、『FAT5』のあとの体の状態を利用し、気になる部位を引き締めましょう」（和田さん）

体側部を伸ばして、ウエストラインのダボつき解消！

今回は、お腹のストレッチをプラスしたメニューを紹介。

「猫背の姿勢や座りっぱなしの時間が長いと、お腹まわりを伸ばす機会がなくダボついてしまいます。『FAT5』の動きを素早く行い息を上げたあと、最後に体側部を大きく伸ばすメニューで、ウエストラインのダボつきを解消しましょう」

１、脚をそろえて左右にジャンプ

脚をそろえて立ち、ひじを軽く曲げたら、脚をそろえたまま右に１歩ジャンプ。ジャンプして戻り、今度は左に１歩ジャンプ。これを30秒間、できるだけ数多くくり返します。

＜15秒休憩＞

２、胸にひざを交互に寄せる

ひじとひざを伸ばして、両手両つま先を床につきます。片側の足を床から離してひざを曲げ、ひざを胸に近づけます。脚を戻し、反対側の脚も同様に。左右交互に30秒間行い、できるだけ数多くくり返します。

＜15秒休憩＞

３、走るテンポで脚を前後に

脚をあそろえて立ち、ひじを軽く曲げます。片側の足を１歩前に出したら、続いて反対側の足も前に。反対側の足を１歩後ろに下げ、続いて反対側の足も後ろに。腕を大きく振りながら、これを走るようなテンポで30秒間、くり返します。

＜15秒休憩＞

１〜３をもう１セットくり返したら、１〜３のなかから好きなメニューをひとつ選んで行い、合計7つのメニューを行います。

４、手足で引っ張り合うように側部を伸ばす

（1）両ひざを床についてひざ立ちになり、ひざを腰幅に開きます。両腕は頭上に伸ばし、手のひらを合わせます。顔は正面に向け、二の腕は耳の横にくるように。

（2）右ひざを床から離し、脚を右に伸ばします。右足のつま先は正面に向け、足裏はぴったりと床につけます。

（3）上体を左に倒します。腕と脚が引っ張りあうようなイメージで体の側部を伸ばしましょう。２に戻り、２→３を５回くり返したら、反対側も同様に行います。

撮影/山上忠　文/馬渕綾子　ヘアメイク/斉藤節子