季節や環境が変わると、体のだるさや疲れをいつも以上に感じてしまったりしませんか? そのだるさ、疲れは自律神経の乱れのサインということも考えられます。今回は、日中に体のだるさを感じ始めたり、急な眠気が襲ってきて、やる気が出ない状態になったりしたときにぜひやってほしい、自律神経を整えるエクササイズをご紹介します。ゴールデンウィークで生活が乱れてしまった人もぜひチャレンジしてみましょう! バレエダンサーの武田亜希子さんに教えていただきました。
Contents 目次
疲れすっきりエクササイズ ステップ<1>
自律神経の乱れからくるだるさや疲れには、筋肉を鍛えて活性化させることが効果的です。とくに下半身をしっかり動かすことがおすすめなので、今回は下半身をしっかり使っていきます。
<1>足を肩幅より広めに開き、つま先を外側へと向けます。上半身は姿勢をまっすぐに保ち、お腹を引き締めます。両手は体の前方で組みましょう。
<2>息を吐きながらひざを曲げます。
<3>ひざを伸ばしながら両腕を上げ、手首を返して手のひらを天井方向へと向けます。このまま気持ちよく伸びましょう。
<4>上半身を左右交互に傾けてストレッチします。元の姿勢に戻り、同じ流れを目安として5~8回くり返しましょう。
このエクササイズは、<2>のスクワットの状態のときに、お腹をしっかり引き締めておき、上に伸びるときはしっかりリラックスした状態で行うメリハリがポイントになります。
疲れすっきりエクササイズ ステップ<2>
自律神経の働きと、深く関係するのが背骨です。ステップ<2>では、背骨をほぐしながら自律神経の乱れを整えていきます。
<1>足を肩幅より広めに開き、つま先を正面に向けます。ひざを軽く曲げ、上半身を前方に倒したら、両手を床につきます。そのまま片腕を天井に向けて上げましょう。
<2>息を「ふっふっ」と吐きながら、上げた腕を5回ほどバウンドさせます。このとき、顔は天井方向へと向けておきましょう。
左右の手を入れ替えたら反対側方向も同様に行います。左右で1セット×5セット行います。
このエクササイズは、胸から開いて肩の前側が伸びていることがポイントです。
余裕がある人は、ひざを伸ばした状態で行うとより効果的です。
疲れすっきりエクササイズ ステップ<3>
最後は、全身の血行促進を行うことで、自律神経からくるだるさや疲れを軽減するエクササイズです。
<1>あお向けに寝転んだ状態から両脚を上げ、頭の上に上げます。このとき、両脚はまっすぐ伸ばし、手は腰に添えましょう。
<2>脚の力を抜き、脚を軽くバタバタと動かします。目安として20回。力を入れずに軽く行うのがポイントです。
バタ脚がきついなと感じたら、そのままキープするだけでもよいです。呼吸を忘れずに行ってくださいね。
次回は、夜におすすめのエクササイズをご紹介します。
取材・文/高田空人衣