猛烈な蒸し暑さと、秋のような涼しさがくり返されるこの夏は、いつも以上に体がバテやすいと感じている人もいるかもしれませんね。そこで今回は、夏バテに負けないための体作りエクササイズをご紹介! 落ちぎみの代謝と体力アップにフォーカスしたエクササイズから、まずはやってみましょう! バレエダンサーの武田亜希子さんに教えていただきました。
Contents 目次
代謝&体力アップエクササイズ ステップ<1>
まずは、冷房冷えにも効果的! 全身を効率よく鍛えて代謝アップにつながるエクササイズです。
<1>脚を広めに開きつま先は外側に向けます。お腹を引き締めて姿勢はまっすぐに整えましょう。両手を後頭部に添えて、ひじを横に張ります。
<2>息を吐きながらひざを曲げます。このとき、上半身の姿勢が崩れないように注意してください。股関節からしっかり開き、つま先とひざが同じ方向を向くようにしましょう。
<3>上半身を片側に傾けます。上半身が前傾してしまわないように真横に傾けましょう。
<4>ゆっくりと<2>の状態に戻してからひざを伸ばします。
この流れを反対側も行います。目安として左右交互に10回程度くり返しましょう。
このエクササイズは、上半身がブレやすいので、腹筋をしっかり使ってブレないように行うことがポイントです。また、両ひじを横に張ったまま行うことも意識して行いましょう。
代謝&体力アップエクササイズ ステップ<2>
続いては、第二の心臓であるふくらはぎの筋肉を鍛えて血液の循環をアップさせるエクササイズです。
<1>壁に手を添え、かかと同士をつけたら、つま先を軽く外側に開きます。お腹を引き締める意識で姿勢をまっすぐ整えて立ちましょう。
<2>かかとを上げつま先立ちになります。脚全体の内側を中央に寄せるように意識してください。
<3>かかとを床ギリギリの高さまで下ろし、すばやく上げます。上半身を引き上げ、姿勢をキープしたまま行ってください。
上げる→下げるの流れを1セットとし、目安として20セット行いましょう。
このエクササイズは、お腹を引き締めた状態で行うことで脚に体重をかけすぎないようにすることがポイントです。
また、かかとを上げた状態から、下ろすまではすばやく一瞬で戻すリズミカルさも意識するようにしてください。ふくらはぎの筋肉を、使っている感覚があればベストです。
代謝&体力アップエクササイズ ステップ<3>
最後は内臓の働きをアップさせるエクササイズです。体幹も整えられるので、一石二鳥ですよ。
<1>あお向けに寝ます。両手は後頭部に置き、腹筋を使って頭を持ち上げます。両ひざは直角に曲げ、お腹は引き締めておきましょう。
<2>息を吐きながら、片方のひざと対角にあるひざを寄せます。もう片脚はひざをまっすぐ伸ばしましょう。上半身がひねられて、横の腹筋が使われている感覚が得られたらOK。
<3>息を吸いながら<1>に戻ります。このときも、腹筋は意識したままでいてください。
<4>息を吐きながら、先ほどと反対側のひじとひざを寄せあいます。この流れを目安として20回くり返してください。
このエクササイズは、上半身をひねったとき、まっすぐのとき、どちらの状態でも腹筋をしっかり意識して行うことがポイントになります。
次回は、夏に起こりがちな食欲不振対策におすすめのエクササイズをご紹介します。
取材・文/高田空人衣