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寝起きのだるさ解消! シャキッと目覚める朝のダイナミックストレッチ
寝起きが悪くて、朝「だるいな~」と体が重く感じる…。そんな人は、目覚めをよくして体を軽くするストレッチを行ってみて! パーソナルトレーナー 八木知美さんに、朝のストレッチのやり方を教えていただきました。
Contents 目次
起床後は、背中や肩をダイナミックにストレッチ
「朝起きると、腕を上に伸ばして背中を反らせ、ぐーっと大きく伸びをしたくなりませんか。これは、体を活動モードにするための体のしくみに合っているんです」と、八木さん。
「背中や肩は、心臓に近い部分。上半身をダイナミックに大きく動かして伸ばすストレッチをすると、交感神経が働いて心拍数が上がり、血流がよくなります。
また、背中を反らせたり、腕を大きく回したりするストレッチを行うと、背中にある褐色脂肪細胞が活性化。体温が上がって体が活動モードになります」(八木さん)
「低血圧で目覚めが悪いという人も、上半身をダイナミックに動かしてストレッチすると、シャキッと起きられる」と八木さん。
それでは、朝のストレッチを2種類、紹介していただきます。
起床後、血流をよくする「背中反らしストレッチ」
まず、教えていただくのが、背中を気持ちよく反らせていくストレッチです。
「上体を反らせることで背中の筋肉を刺激するとともに、前側のおなかの筋肉を気持ちよく伸ばしてストレッチ。交感神経が働いて、スッキリと起きられます」
《やり方》
【1】うつぶせに寝て、胸の横に左右の手をつきます。
【2】上体をゆっくり反らせていき、気持ちのいいところでストップ。そのままキープします。時間は、自分が気持ちよく感じるまで伸ばしてOK。
<背中を大きく反らせるのがつらい人は…>
手の位置を前にして、手の平からひじまでを床について背中を反らせます。
<コレはNG!> 肩をすくめる
肩周りの筋肉が緊張してしまいます。首を長くするイメージを持ち、肩を下げた状態で背中を反らせましょう。
起床後、スムーズに動ける「腕回しストレッチ」
次は、腕をゆっくりと回して体側や背中を伸ばすストレッチです。
「腕を大きく回しながら肩周りを動かし、体側、背中などを伸ばすことで血流がアップ。体が活動モードになります。寝起きに体が重く感じる人におすすめです」
やり方は、こちら!
《やり方》
【1】ひざ立ちになって、左脚を横に伸ばします。
【2】右手を床につき、左腕をつけ根からゆっくりとぐるぐる回します。
腕の動きについていくように、上半身を動かして。
気持ちよく感じるまで何回行ってもOK。
反対側も同様に行います。
「起床後にダイナミックなストレッチをすると、体が軽くなって代謝もよくなる」と、八木さん。紹介した2種類のストレッチは、ベッドの上でも行える方法。1日を気持ちよくスタートするために、取り入れてみてください。
撮影/山上忠 ヘア&メイク/斎藤節子 取材・文/掛川ゆり