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グラグラしないで立っていられる? 自分の体への意識を高め、運動効率を上げる方法 #Omezaトーク
毎週のパーソナルトレーニングで先生に自分の体をいろいろチェックしてもらうのですが、最近何度かトライしているのが、立って、足を1本に並べ、目をつぶってのバランスチェック。私はひどくグラグラしてしまうのですが、それは自分(の体)がいる空間の認知度が低いということらしい。はて?どういうこと?と思いましたが、それができないと運動の効率も悪くなるようなのです。
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パーソナルでのピラティスを始めて2年半。マイナスから始めて、まだまだゼロになったかならないかぐらいの成長度でありながら、体の機能を高め、思うように動ける体をめざして、レッスンに通っています。
ここ2週ほど、最初にあるチェックテストを行っています。それが自分の空間認知度をチェックするもので、いまいる空間において、自分がどこにいて、体がどんな状態なのかを意識できているかどうかを見ているようなのです。
どんなテストかというと、
・腰幅に足を開いて立つ
・左足の前に右足を置き、1本のラインになるように立つ(私はこの時点で少しグラグラしてしまう)
・手のひらを前に向けて、手を広げ、目をつぶる
・この状態で20秒キープ
・足の前後を入れ替えて、同じことを行う
というものです。よかったらみなさんもやってみてください。私はこの状態で20秒キープするのが大変です。グラグラしてしまい、左右に揺れたり、手でバランスをとろうとバタバタしたり、あげくには立っていられず足が離れてしまうことも。足の前後が右足が前のときと左足が前のときでもバランスのとり方が変わってきます。先生に「私のレッスンでこんなにグラグラする人はいない」と言われてしまいました。
これによってわかるのが、空間の認知度だというのです。てっきりバランス能力とか、体幹の強さとかなのかと思っていました。目をつぶった状態で自分の体が今この空間のどこにいて、自分の意識がどこに向いているのか、そこがしっかり意識できているとそんなにグラグラしないのだそうです。もちろんピタッと止まっていられる人ばかりではなく、多少はグラグラするケースもあるのですが、それでも中心に戻ろうとする意識がきちんと働けば、私のように手をバタバタさせたり、足も離れてしまうところまではいかないのだそうです。
ちょっと抽象的な説明でわかりづらいかもしれないのですが、これは運動するときの基本としてとても大事で、自分の体のどこが、どんな状態なのか、その部分にどう効かせようとすればいいのか、などどれだけ意識できるかによって、運動の効率も変わってくるということです。私はまだまだ自分の体への意識がイメージしにくい状態だと言えます。
いったいどうすれば?と先生にたずねたところ、自分の体をよくさわることが大事とのこと。私は特に体の左側の空間認知が低いそうなので、左側の体のいろんなところをまずはさわってあげるといいのだとか。ここに二の腕がありますよ、ひざはここです、太ももの張りはどう?足は三点ちゃんとついている?などなど。体に対して意識することはたくさんあるのですが、体の細部をさわりながら、話しかけるように、ていねいにケアしていくといいそうです。すると、徐々に先ほどのテストを行ったときも「今、体の軸に意識をもってくればいいんだ」とか「少し左に傾きかけたから、右のこのあたりを意識して体を中心に戻そう」とか脳で考えたことを、自分の体にしっかり伝えられるようになるのだそうです。
自分の体の状態を知ること、は運動においても体調についてもとても大事。でもひと言でいうと簡単だけれど、意外とできていないんだな、と思い知らされたチェックでした。最近スマートウォッチを使い始めて、自分の状態を数値化したデータはよく見ていたのですが、数字に頼るばかりでなく、改めて感覚的にも「自分の状態をきちんと把握する」ことの大切さを教えてもらいました。
絵がないのでちょっとわかりにくいかもしれないのですが、気になる人はぜひ、やってみてください。(編集長ホボ)
Omeza トークとは…
FYTTE 編集部員が、みなさんの朝のお目覚ましになるようなダイエット・美容・健康小ネタをお届けするコラムです。