年末年始は、ふだん食事に気をつけている人でも、つい食事やお酒を食べ過ぎ、飲み過ぎになりがちですよね。若かりし頃はちょっと食べ過ぎたり、飲み過ぎても平気だったのに、年齢を重ねるとともに、胃が痛くなったりお腹を壊したりしてしまうこともあるでしょう。そこで今回は、暴飲暴食に振りまわされがちな年末年始明けにぜひやってもらいたい、胃腸疲れ改善に効果的なエクササイズをご紹介します。
Contents 目次
胃腸疲れ改善エクササイズ ステップ<1>
まずは、胃をやさしく活性化してくれるエクササイズです。
<1>イスに座ったり、床にラクな姿勢で座ります。両手を胸の下、胃のあたりに添えます。息を吐きながら、お腹を引っ込めて後方へ引くようにしながら、背中、肩をまるめます。胃のあたりを、小さく縮めるようなイメージでまるめましょう。
<2>息を吸いながら、胸部、胃のあたりを前に突き出します。それにともなって、背中を反らせて両ひじをうしろに引きます。
胃のあたりを意識しながら、ゆっくりと呼吸を合わせてほどよく行ってください。
このエクササイズは、できれば手のひらをあらかじめ温めたり、白湯を飲んだりと胃を温めることを意識して行うと効果的です。冬の起床後に行うと、内臓から温まるので目覚めもよくなりますよ。
胃腸疲れ改善エクササイズ ステップ<2>
続いては、腸の働きをおだやかに整えるエクササイズです。
<1>あお向けに寝ます。両手で片方のひざを抱えて、息を吐きながら胸側へ寄せます。
<2>片ひざの外側に手を添えて、体の内側にひねります。もう片方の腕を伸ばして置き、腕全体と肩が床から離れないようにしましょう。たくさんひねる必要はないので、ムリはしないでください。
お腹がひねられて、腸のあたりに効いている感覚があれば十分です。反対側も、同様の動きを行ってください。
胃腸疲れ改善エクササイズ ステップ<3>
最後は、胃腸の働きをすばやく活性化してくれるエクササイズです。
<1>あお向けに寝て、両ひざを曲げてラクに上げます。手のひらは床につけて、お尻の下に敷きます。
<2>息を短く「フッ」と吐きながら、一瞬お尻と骨盤を浮かせてすぐに戻ります。
この動きがツライ人は、両脚の屈伸を使って、勢いをつけて行ってもOK。高く上げる必要はないので、低く、リズミカルに行ってください。
この動きを、目安として10回~15回くり返しましょう。
次回は、年末年始明けにありがちな“夜ふかし”疲れにおすすめのエクササイズをご紹介します。
取材・文/高田空人衣