すらりとした美脚を目指して筋トレをして、逆に脚が太くなってしまったという経験をした人も多いのではないでしょうか。脚やせはボディメイクの中でももっとも難しいといわれています。「Fan!Fun!FYTTE」2023年1月のボディメイク部は女性専門のパーソナルトレーナー・石本哲郎先生をお招きして、ダイエットのモチベーションと効果を上げるべく、効率のよいダイエット方法を学んでいきます。3回目は「脚やせ」について教えていただきました。
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原因は筋肉太り⁉︎ 最新の脚やせ理論
理論的に“胸は残して、二の腕やお腹だけ脂肪を落とす”というような部分やせは不可能といわれています。
「全体がやせるのに伴ってどこの脂肪が落ちやすいかは、遺伝子やホルモンが決定します。“やせたいところの体脂肪だけ落とす”といった体脂肪の狙い撃ちは、脂肪吸引でもしない限りできないのです。ただし、唯一、脚だけは別で、脚には筋肉のつき過ぎやむくみによって太いということが存在するため、つき過ぎた筋肉を落としたり、むくみを減らしたりすることで脚を細くすることは可能です。
とは言え、前提として押さえておかなければならないのが、従来の筋トレは主に男性向けに考案されているということです。男性向けの脚のトレーニングは、細くするためというより、かっこよく筋肉をつけるために設計されています。そこで最近になって、女性が脚やせするためのボディメイク法が確立されてきました。この前提を考えずに、単に脚を細くしようと脚の筋トレを行ってしまうと、筋肉がついて、逆に脚が太くなってしまったというようなことが起こるのです」
男性との比較でいうと、女性より男性のほうが全体の筋肉量は多いのですが、下半身だけで見ると、男女の差はあまりないのだそう。
「筋肉量の男女差は、上半身の差で男性が多くなっています。そのことから考えても、女性でも下半身に筋肉がしっかりついていて、じつは脚が筋肉太りをしている可能性があるわけです。しかも女性の場合は脚がむくみやすいという性質もあるので、よけい脚が太いという悩みが出やすいといえます」
効率的な脚やせのステップ
「ありがちなのが、太ももの前側(前もも)やふくらはぎを鍛えることです。特にふくらはぎについては、日常生活で筋肉が使われ、しっかり筋肉がついているので、筋肉が足りないから太くなっているということはあまりありません。よって、ふくらはぎを鍛える筋トレは、ふくらはぎをよりたくましくしてしまいます。そして、前ももやふくらはぎに筋肉がしっかりつくと、脚が太く見えてしまいます。これは、男性と同様の脚トレを女性が行うとよく起こります」
では、実際に脚やせはどのようにすればいいのでしょう?
「脚やせのトレーニングでは、やみくもに筋肉量を増やすのではなく、どの筋肉を鍛え、どの筋肉を鍛えないかを見極めることが大切です。
前ももや外側に張っている筋肉など、脚を太く見せている筋肉を落とし、脚を細く見せてくれる筋肉をつけていきます。例えば太ももの外側が張っている人は、内側の筋肉が使われていないことが多いです。そこで内ももを鍛えることで内側の筋肉を増やすと、ふだんの動作で内ももが使われることが多くなり、自然と体が外側の筋肉を使わないようになっていきます。すると、外側の筋肉が落ちていきます。
考え方としては内側の筋肉と外側の筋肉の総量を変えずに、内側の筋肉の割合を増やし、その結果、脚のラインをすらりとさせるというわけです。筋肉太りをしているからといって、筋肉を落とすだけでは、全体の筋肉量が減って代謝が落ちてしまいます。使うべき筋肉をつけ、不要な筋肉を落としていくのが脚やせの近道です」
「脚やせ」とは、適切な場所に筋肉をつけ、太く見せる部分についた筋肉を落とすということ。脚の筋肉を適切に増やせば代謝も上がりますから、脚やせが叶うのはもちろん、全身のダイエットにもつながっていくのですね。
気になる実践編は、1月25日(水)20時~。ヒップアップしつつ脚やせも叶う筋トレやストレッチを教えていただきます。
初めてのご参加も歓迎ですので、ぜひコミュニティメンバーに登録のうえ、一緒にチャレンジしませんか?
文/庄司真紀
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