「毎日暑くて、朝からエアコンフル稼働!」という人も多いのではないでしょうか。エアコンで体が冷えることに加え、同じ姿勢でいることで血流の流れが悪くなり、体がむくみ、だるい…などの不調を感じることも。今回は、ヨガインストラクターの高木沙織さんに、「冷え疲れ」した体を労わる「夜ストレッチ」を3つ教えてもらいました!
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快適だけどダルさの原因にも。「冷え疲れ」した体を労わる「夜ストレッチ」3つ
こんにちは!
ライターでヨガインストラクターの高木沙織です。
今年の夏も暑いっ! 「朝からエアコンフル稼働」という人も多いのではないでしょうか? エアコンをつけると、とっても快適。しかしその反面、思いのほか体が冷えすぎて血行不良になったり筋肉が硬くなったりして、こりやダルさ、疲労感などさまざまな不調を引き起こすことも…。
また、涼しい屋内と炎天下の屋外を行ったり来たりすることでおこる自律神経のバランスの乱れも心配なところです。
そこで今回は、「エアコンで冷え疲れした体」を労わるストレッチを3つご紹介します。 終日エアコンを使う人、エアコンを使うと体の調子がイマイチ…という人はぜひ試してみてくださいね。
エアコンで「冷え疲れ」した体を労わるストレッチ3つ
<1>エアコンの風をダイレクトに浴びがちな首・肩まわりのストレッチ
1.マットの上、または床にあぐらで座ります。左右の坐骨(お尻の下のほうにあるとがった骨)に均等に体重を乗せて骨盤を立て、背すじを伸ばしましょう。
両手の指を体のうしろで組んだら、右のわき腹に添えます。
※あぐらでなくても、椅子に座ったまま、立ったままの姿勢で行うことも可能です。
2.【息を吐きながら】頭を右に倒します。あごを引いたり、突き出したりして首・肩の右側が心地よくストレッチされるところで呼吸を5~10回ほどくり返します。反対側も同様に行いましょう。
<2>キーボードを打つ作業で疲労が蓄積、前腕のストレッチ
1.手は肩幅、脚は腰幅に開き、肩の下に手首、股関節の下にひざをつきます。腰が反りすぎないように、おへそを引き上げて背中を平らにしましょう。
2.片手ずつ指先を体のほうに向けます。前腕(手首~ひじまで)の伸びを強く感じる人、痛みがある場合はムリをせず、手の位置を体に寄せたり、ひじを軽く曲げたりしてみましょう。
3.【息を吐きながら】お尻をうしろに引き、かかとに近づけます。前腕を中心に、腕が心地よくストレッチされるところで姿勢を保ち、呼吸を5~10回ほどくり返しましょう。
<3>座りっぱなしの姿勢で圧迫される股関節周辺のストレッチ
1.ストレッチ2の最初の姿勢から、右脚はひざを曲げてかかとを恥骨に引き寄せ、左脚は足の甲までまっすぐ、うしろに伸ばします。
2.左ひざを曲げて、左手で足先をつかみます。右手は床につけたまま、体を支えましょう。
3.【息を吐きながら】右手を少しずつ前方に歩かせていきます。
余裕があればひじを床について上体を前に倒します。左足のつけ根~太ももの前側が心地よくストレッチされる姿勢で、呼吸を5~10回ほどくり返しましょう。反対側も同様に行います。
以上、3つのストレッチをご紹介しました。
■ストレッチ・ポイント■
エアコンが効いた屋内で体を動かす機会が少ない人(とくにデスクワーク中心の人)は、首や肩、前腕、股関節周辺の筋肉がいつも以上にこり固まりがち。
1日の終わりに感じるダルさや疲労、体のこりをゆったりとした呼吸とストレッチによって和らげてあげましょう。