プロサーファーでモデル、ヨガのスペシャリストでもあるアンジェラ・磨紀・バーノンさんのヨガを通して、心と体の両方を向上させるポーズを毎月1回お届けするコーナー。11月は、全身を動かして体と心をケアするヨガポーズ3つをお届けします!
Contents 目次
余裕がないときこそ、自分の心と体のケアを大切に
”No Rain No Rainbow~雨が降らなければ虹を見ることはできない”
Hawaiiの人々がよく使う言葉のひとつがこれです。
今ちょうどHawaiiは雨季に入り始めて虹を見る機会が多くなってきました。雨と太陽の光がじょうずにダンスすることによって見える虹。”雨 / 辛い”ことのあとには、”虹 / 幸せ” が待っていると言う意味を持つ言葉です。Hawaiiの人々にとって虹とは希望を象徴するものなのでこうした言葉が生まれたのでしょうね。
実際に私も虹を見る度にその美しさに心が癒されたり、励まされたり、感謝の気持ちがあふれたり、希望をもらったりしています。
今世界で起きている戦争により、多くの罪のない子どもやお年寄り、人間がたくさん犠牲になっている中で私ができることはこの希望 / Hope を持つことです。そして自分自身が自分の家庭の、地域の、Peace makerになること。自分の心に余裕がないと周りにやさしくすることが難しくなってしまうと思うんです。だからこそ、自分の心(マインド)と体のケアを日ごろから行い、自分のラブタンクを愛でいっぱいにしておくことが大事だと私は思います。
何ごとにおいても、it starts within. まずは自分から!
皆さんのラブタンクが愛でいっぱいでありますように!
この虹は数日前のものでこの虹を見たときに世界平和を心から強く願い、虹に希望と祈りを捧げました。
今回のヨガのポーズは3つ。
”Warrior II” ~強さ、スタミナを手に入れるポーズ。
”Reverse Warrior”~マインドが落ち着くポーズ。
”Triangle” ~ストレスをリリースするポーズを選びました。
”Warrior II”
まず最初に脚を肩幅の2倍に開き、左脚を前方にして真っ直ぐ伸ばし、右脚は後方にして指先を写真のように内側に入れるようにして伸ばします。
左脚のひざを曲げて(ひざの曲げ具合は人それぞれで大丈夫です。できる人は足首の真上にくるように。それが難しい人はポーズをホールドしたときにちょっと太ももがプルプルするぐらいまで曲げて下さい)、できるだけひざが内側に入らないように注意をしながら上半身を前脚とうしろ脚のちょうど真ん中になるように持っていき、右手と左手を前後に伸ばします。このときにまるで背中のうしろに壁がありその壁に両サイドの肩甲骨と両サイドのお尻をタッチするように意識します。
ポーズをホールドしてゆっくり深呼吸を4回。息を吸うと共に腰を開き両手を前後に伸ばし、吐くと同時に少しリラックスをさせます。
”Reverse Warrior”
Warrior IIの状態から下半身はそのままでゆっくりと息を吸いながら伸ばしていた右手をうしろへと伸ばし、左手を左もものうしろへとおろしていきます。できれば目線は上へに向けます。そのままで深呼吸4回。息を吸うと共に背骨と右手を少し上へと伸ばし息を吐くと共にうしろへと上半身をひっぱります。
”Triangle”
Reverse Warriorからゆっくりと前のひざを伸ばしてWarrior IIのときのように背中に壁があるのを想像して両サイドのお尻、肩甲骨を壁にスライドさせながら右手を自分のすね、足首、マットと届くところへおろします。左手は空のほうにあげていき、できる人は目線も上へ向けます。
大事なのはどれだけ手を下に持っていかれるかではなく、どれだけ背中のうしろの壁に肩甲骨とお尻をつけることができるかです。体のサイド、前脚の内ももが気持ちよくストレッチされていたらgood!
同じようにポーズをホールドしながら4回深呼吸。息を吸うと共に背骨を伸ばし、吐くと共に少し手を下へとおろすように意識します。
※写真は本人によるもの