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体の使い方が確実に変わる!? 体質改善エクササイズプログラム「ピラダンス」について詳しく教えて!
「FYTTEヘルスケアトレンド2024」のトレンドワードのひとつとなっている「エンタフィット2024」。これは、「エンタメ」×「フィットネス」を意味するFYTTEの造語で、最近増えている、楽しむ要素や気軽さを打ち出した新しいフィットネスを指しています。そんな中、YouTubeで「ピラダンス」などの動画を発信しているアメリカ・アリゾナ在住のトレーナー・大熊理奈(リナ・オオクマ)さんに注目! 第2弾の今回は、「ピラダンス」の魅力やおもしろさ、モチベーションを伺いました。
Contents 目次
そもそもピラダンスって何?
――早速ですが、「ピラダンス」について教えてください。
はい。「ピラダンス」は、姿勢や骨盤のゆがみを矯正するピラティスと、ダンスレッスンの基礎で行う分離運動(アイソレーション)を組み合わせた体質改善エクササイズプログラムです。
マットの上で自分の体重を負荷として行うマットピラティスと、最近では、「リフォーマー」というベッドのような専用マシンを利用したマシンピラティスが有名ですが、どちらも寝た状態で行うことが多いですよね。でも、私たちの日常生活は、寝ている状態よりも立っていたり座っていたりする状態のほうが多いと思うんです。
ピラティスはインナーマッスルを鍛えて姿勢改善するエクササイズですが、寝た状態だけでいくらやっても、日常生活に応用できなかったらあまり意味がないよねってところからピラダンスは生まれました。実際に日常生活の動きに近いようなダンスの要素を融合させて体を動かしながら、体を矯正していくので、日常の体の使い方が確実に変わってきます。
――ピラダンスはどんな人におすすめですか?
ピラダンスは、運動の強度をその人に合わせて変えることができるので、幅広い年齢層の人たちにやっていただけるエクササイズです。トレーニングの時間だけ体を意識するエクササイズではなく、ピラダンスをしていると、日常生活でも気づいたときに姿勢を直せたり、お腹のインナーマッスルの入れ方ができるようになっていたりします。そういった日常生活で応用できる、その基礎作りができるエクササイズなので、やり始めるとおもしろいと思います。
――実際にレッスンを受けている人たちは、どんなところが魅力だとおっしゃっていますか?
オンラインのレッスンでは、やっぱり『リズムに合わせて体を動かすことが楽しい』っておっしゃってくださる人が多いですね。それと毎回、レッスンの最初に、鍛える部位やテーマに沿った解説を1枚のスライドで説明してから体を動かす流れにしているので、より理解が深まるとおっしゃってくれます。
――体を動かす流れの説明があるとわかりやすくていいですよね!
ありがとうございます。耳で聞いているだけよりも、実際に目で見て、頭で理解すると、中枢神経系が全身から集まってくる情報を処理して指令を発信するので、より効果的に体を動かせるようになります。なのでこのプロセスは大切だと思って、毎回作っています。
運動したくないときもある!? モチベーションを保つ方法とは?
――YouTubeを拝見していると、とてもポジティブな印象の大熊さんですが、モチベーションを高める方法があったら教えてください。
私は寝ますね(笑)。
前回、「前に進み続ける」がモットーと話しましたが、止まらなきゃいけないときって絶対にあると思うんです。走り続けていても壁にぶつかったり、転んでしまったりすることも。そんなときは、思い切って休みます。
あとは、基本的に私は論理的に考えるタイプなんです。モチベーションを保つってどちらかというと感情的ですよね? 何か目的のためにがんばろう! っていう感情よりも、どうしてやらなければいけないのか、何が問題でモチベーションが上がらないのかを考えて、じゃあどうする? みたいな感じで、論理的に考えてしまいます。自分の感情に左右されずにトレーニングできるようになると、続けられるようになると思うんです。もちろん、「今日やりたくないな」って感情はあるんですけど、じゃあなんでやりたくないのか? とか、どうしたらやりたい気持ちになるかを突き詰めて考えるようにするといいと思います。
――なるほど! 運動、今日はやりたくないな、面倒くさいなという感情で、さぼってしまいがちですが、ちゃんとその感情と向き合うことが大切なんですね。つい自分を甘やかしてしまいがちなんですが、そういうことはありませんか?
もちろんあります!(笑)
――そんなときの自分へのご褒美ってなんですか?
がんばった自分へのご褒美と考えると、がんばったときってそれだけで爽快感とか、やってよかったなって思うので、それで満足するタイプなんです(笑)。なので、むしろ波に乗れないときとかに、休むことを自分へのご褒美にしているかもしれないですね。モチベーションが上がらないとか、うまくいかないなというときは、しっかり休むとか、マッサージに行くとか。自分の体をケアすることをご褒美にしているかもしれないです。
うまくいかないなと思うときに自分の体をケアしてあげるのは、すぐに実行できて自分にもやさしいメリットだらけの解決方法です。第3弾の次回は、やせすぎたのでやめた!? というダイエット方法を教えていただきます!
YouTube「リナ・オオクマ【Rina Ohkuma】」
https://www.youtube.com/channel/UC3D2Id9EjpEiU2eXHe-Izlg
取材・文/奥沢 ナツ