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産後ダイエットを成功させるには順番が大事! 知っておきたい3つの心得
体が硬くても、運動が苦手でも大丈夫! パーソナルトレーナーでピラティスインストラクターの伊藤みなみさんの「誰でもできるボディメイクピラティス」のコーナー第32回目をお届けします! 伊藤さんのトレーニングは「運動初心者、簡単なのにじわじわ効く、自宅でできる」がポイントです。今回は伊藤さんご自身の経験から「産後ダイエットを成功させる3つの心得」についてお届けします。
Contents 目次
産後ダイエットを成功させる3つの心得
私事ですが、10月で産後1年が経ちました。産後半年から体作りに取り組み、体重はプラス1kg、体脂肪率は元の値まで戻すことができました。そこで感じたのは、産後のダイエットは順番が大事、ということです。ただカロリーオフをして体重を落とすダイエットをしても、疲労感が増したり、その疲労を補おうと爆食してリバウンドしてしまうこともあります。楽しく元気に育児をするために、健康美の体作りをしていきませんか?
産後ダイエットの心得1:疲れを取ることを最優先
出産によって体に起きたダメージが回復する間もなく、慣れない育児が始まります。産後のホルモンの乱高下によってストレスや緊張を感じる人も多く、ベストコンディションにはまだ遠い状況です。出産したのに体重がまったく減らずにショックを受ける人もいるかもしれません。しかし、ここですぐに体重を落とそう、ダイエットを始めようと思わないでください。産後の体を回復させることが最優先です。まずは「十分な睡眠」を心がけてください。
産後3か月までは助産師さんからは「赤ちゃんと同じように寝ましょう」とアドバイスをいただきました。実際にはそんなに寝れませんでしたが、「疲れたら横になる」「早く寝る」を意識していました。体力が回復しなければ、気力もわかず、悪循環に陥ります。疲れを取って体を回復させることを最優先しましょう。
産後ダイエットの心得2:乱れた食生活を正す
妊娠期はつわりで食べられるものが制限されている人、ストレスを感じて好きなものをどんどん食べてしまう人、さまざまだと思います。私の場合、アイスクリームが止まらないくらい好きになり、最後の1か月は毎日食べていました。この食生活を産後も引きずると体作りに支障が出ます。「寝る前は食べない」「間食は1日1回」などできる範囲のルールを決めて乱れた食生活を整えつつ、3食バランスよく食べましょう。
極端に食べる量を減らしてしまうと、体が疲れやすくなります。またがんばろうと思ったときに力が出ずにメンタルダウンにつながります。ムリなダイエットは絶対に禁物です。
産後ダイエットの心得3:元気になったらエクササイズを開始
産後の体力がだいぶ回復してきたなと感じたら、エクササイズの始め時です。「今日はいつもより足を伸ばして買いものをしよう」「階段を登っても息切れしなくなった」「体がもっと動かせる」と余裕を少しでも感じたら始め時です。産後すぐは育児で家の中にいることが増え、これまでの生活とは違って運動量がぐんと減っていると思います。ムリのない範囲で運動量を増やしていきましょう。
とくに産後は下肢の筋力の衰えと尿もれが顕著に表れます。慣れない子どもの抱っこで首や肩のこりも感じるでしょう。必要に応じて筋トレとストレッチで体を整えていきましょう。
意識したい3つの心得、いかがでしたか。何から取り組めばよいかわからないという人の指針になれば幸いです。また、術後やリハビリ段階の人にもとり入れられる心得です。体にムリをさせずに段階を追っていけば、体は自然とついてきます。ぜひ参考にしてください。