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お尻を引き締め、後ろ姿もきれいに! 紙皿1枚でできるピラティス【Google本社エグゼクティブトレーナー・Sayaさん直伝】 Vol.2

座りっぱなしでゆるんだお尻は下へ横へと広がって、長くてペタンコのつぶれたお尻になります。お尻は意識して鍛えないと重力に従って垂れてしまうのです。でも筋トレは苦手…。そんな人こそ、一日1回寝転んだまま、紙皿(ペーパープレート)を使ったお尻トレーニングがおすすめ! 簡単エクササイズで丸い小尻を目指しましょう。
Contents 目次
PPP(ペーパープレートピラティス)とは
PPPとはPaper Plate Pilatesの頭文字をとった、紙皿を使ったピラティスのこと。詳しくは前回の記事をチェック!
「マシンピラティスを家で行う方法」として、アメリカ在住のフィットネストレーナーSayaさんが考案したエクササイズです。やり方はとっても簡単! 床やマットの上で紙皿を滑らせながら、ピラティスをもとにしたエクササイズを行います。
紙皿の上に手や足を置いて床を滑らせながら腕や脚を動かすときに、紙皿が滑り過ぎないように筋肉をコントロール。すると、ただ腕や脚を動かすよりも、より効率的に筋肉を鍛えることができます。また紙皿の動きをコントロールするときに体幹も使うので、部位別エクササイズだけでも全身の引き締めにも! また、手や足裏の筋肉は体幹とつながっているので、紙皿を手や足でギュッと押さえることでさらに体幹を鍛えることができるという、ひとつの動きでさまざまな部位を鍛えられる、万能エクササイズなのです。
【行うときのポイント】
・紙皿は手のひらがちょうどおさまるくらいの大きさがベター。100円ショップのものでOK。タオルで代用も可。
・フローリングやラグ、ヨガマットなど、紙皿が滑りやすい場所で行う。
・体幹に力を入れてから動きをスタートするようにする。
・紙皿だけが動いてしまわないように、手や足でしっかり紙皿をおさえる。
・手や足だけで紙皿を動かそうとせず、体幹から動かすことを意識する。
実践!お尻引き締めPPP
お尻にキュッと力を入れたまま、紙皿に乗せたかかとを滑らせるだけ。とても簡単な動きですが、お尻とお腹に力を入れ続けないと足を滑らせたり、戻したりするのは大変。足を動かすときには、まずお腹をへこませて、次にお尻に力が入っているかどうかをチェックしながら行うのがポイントです。
★動画 ※動画はFYTTE webで見ることができます
1:かかとの下に紙皿を置いてあお向けに
あお向けになり、両ひざを立てて、かかとの下に紙皿を置きます。ひざとかかとの間はこぶし1個分ほど開け、両腕は手のひらを床に向けて体の横に添えましょう。
2:かかとで紙皿を押してお尻を持ち上げる
かかとで紙皿を床に押しつけるようにしながら、ひざから胸が一直線になるくらいを目安にお尻を持ち上げます。腰が反らないように注意!

3:右脚を前に滑らせる
体がぶれないようにお腹に力を入れて、かかとで紙皿をしっかり押しながら、右脚を前に滑らせます。

4:左足を前に滑らせる
お腹の力が抜けないように注意しながら、右脚を元の位置に戻すと同時に、左脚を前に滑らせます。ひざは伸ばしきらなくても、伸ばせるところまででOK。左右交互を1セットとして5セット行いましょう。
ツラい人はお尻を落としてもOK
お尻を浮かせたまま脚を交互に動かすのがツラい人は、お尻を床につけたままかかとを滑らせる動きから始めてみましょう。お尻をつけていても、お腹とお尻の力が抜けないように注意して!
NG
これはNG。お腹の力が抜けてしまうと、脚を滑らせるときに伸ばした脚の骨盤が上に傾いてしまいます。常に左右の骨盤は平行に保つことでお腹とお尻を効率よく鍛えられます。
動きは単純でも、お腹とお尻を意識しながら行うと、お尻の側面にピリピリと効いているのを実感できます。朝起きてすぐ、寝る前に、お部屋に紙皿を常備して、いつでも紙皿でお尻トレーニングにチャレンジ! 毎日少しずつ行えば、小尻も夢じゃありません! ぜひ、紙皿を滑らせるのを楽しみながら行ってみてくださいね。
モデル/Saya
撮影/鈴木謙介
ヘア&メイク/金澤美保
取材・文/山本美和