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顔・首まわりのたるみもスッキリ! 紙皿1枚でできるピラティス【Google本社エグゼクティブトレーナー・Sayaさん直伝】 Vol.3

朝、鏡を見てがく然! 顔や首がむくんで老けて見え、そんな自分の顔を嘆いていませんか? 顔のむくみやたるみは肩まわりの血流が悪くなっているサイン。でも一日中スマホやパソコンを触っている肩はカチカチで顔まで血液がめぐっていません。そこで今回は小顔を目指して肩を大きく動かすエクササイズを紹介します。Google本社のエグゼクティブトレーナーを務めるSayaさん考案の紙皿を使った新ピラティスPPPを朝晩行えば、首や顔のむくみがとれてメイクが楽しくなりますよ。
Contents 目次
PPP(ペーパープレートピラティス)とは
PPPとはPaper Plate Pilatesの頭文字をとった、紙皿を使ったピラティスのこと。詳しくはこちらをチェック!
「マシンピラティスを家で行う方法」として、アメリカ在住のフィットネストレーナーSayaさんが考案したエクササイズです。やり方はとっても簡単! 床やマットの上で紙皿を滑らせながら、ピラティスをもとにしたエクササイズを行います。
紙皿の上に手や足を置いて床を滑らせながら腕や脚を動かすときに、紙皿が滑り過ぎないように筋肉をコントロール。すると、ただ腕や脚を動かすよりも、より効率的に筋肉を鍛えることができます。また紙皿の動きをコントロールするときに体幹も使うので、部位別エクササイズだけでも全身の引き締めにも! また、手や足裏の筋肉は体幹とつながっているので、紙皿を手や足でギュッと押さえることでさらに体幹を鍛えることができるという、ひとつの動きでさまざまな部位を鍛えられる、万能エクササイズなのです。
【行うときのポイント】
・紙皿は手のひらがちょうどおさまるくらいの大きさがベター。100円ショップのものでOK。タオルで代用も可。
・フローリングやラグ、ヨガマットなど、紙皿が滑りやすい場所で行う。
・体幹に力を入れてから動きをスタートするようにする。
・紙皿だけが動いてしまわないように、手や足でしっかり紙皿をおさえる。
・手や足だけで紙皿を動かそうとせず、体幹から動かすことを意識する。
実践! 顔と首のたるみスッキリPPP
同じ姿勢を続けて肩まわりの筋肉や筋膜が癒着すると、上半身の血流が滞って、顔や首によぶんな水分がたまり?、たるみの原因になります。そんな硬くなった肩まわりの筋肉を肩甲骨から肩と腕を動かすように、紙皿を動かしながらほぐしていくエクササイズ。最初は小さな円しか描けなくても、徐々に関節まわりの筋肉がほぐれて大きな半円を描けるようになります。
★動画 ※動画はFYTTE webで見ることができます
1:手の下に紙皿を置いてチャイルドポーズ
正座になり、ひざの間をこぶし1個分ほど開けます。上体を前に倒してあごを軽くひいたら、両手を遠くに伸ばし、手の下に紙皿を置いてしっかり床に押しつけましょう。頭を床から少し持ち上げると、お腹に力が入って体幹のトレーニングにも。
2:体の横で半円を描くように大きく動かす
できるだけ紙皿が遠くを通るように、伸ばした左右の手でそれぞれ半円を描くように両手を前から横に広げます。
3:ひじを曲げて紙皿をひざの横に動かす
肩甲骨を引き寄せるイメージで紙皿をひざの横まで動かします。そのままひじを伸ばして1の位置に戻し、半円を10回描きましょう。
前から見ると
倒した上体は動かさず、肩甲骨から腕を前、横、手前に滑らせるように大きく動かして、肩まわりの筋肉をまんべんなく使いましょう。
額をつけてもOK
頭を持ち上げたまま手を動かすのがつらい人は、額をつけたまま両手を動かしてもOK。ただし、意識してお腹の力を抜かないようにしましょう。
たった10回でも顔がポカポカしてきて、頬がほんのり赤くなるのがわかります。また入浴後に行うとより肩の可動域が広がって、より効果がアップ! 毎晩の習慣にすれば、首こり、肩こり予防にもなるし、むくみがとれて翌朝のメイクが楽しみになりますよ。
モデル/Saya
撮影/鈴木謙介
ヘア&メイク/金澤美保
取材・文/山本美和