CATEGORY : フィットネス |エクササイズ
お腹の浮き輪肉におさらば! 紙皿1枚でできるピラティス【Google本社エグゼクティブトレーナー・Sayaさん直伝】 Vol.4

下腹に力を入れて一瞬ペタンコにできても、お腹をぐるっと浮き輪のように囲むぜい肉はへこみません。360°ぜい肉がついたお腹のサイズダウンを狙るなら、浮き輪肉を引き締めるのがいちばん! 紙皿を活用しながら日常生活で少ないひねり運動を行えば、お腹まわりがみるみるスッキリしてきます。
Contents 目次
PPP(ペーパープレートピラティス)とは
PPPとはPaper Plate Pilatesの頭文字をとった、紙皿を使ったピラティスのこと。詳しくはこちらをチェック!
「マシンピラティスを家で行う方法」として、アメリカ在住のフィットネストレーナーSayaさんが考案したエクササイズです。やり方はとっても簡単! 床やマットの上で紙皿を滑らせながら、ピラティスをもとにしたエクササイズを行います。
紙皿の上に手や足を置いて床を滑らせながら腕や脚を動かすときに、紙皿が滑り過ぎないように筋肉をコントロール。すると、ただ腕や脚を動かすよりも、より効率的に筋肉を鍛えることができます。また紙皿の動きをコントロールするときに体幹も使うので、部位別エクササイズだけでも全身の引き締めにも! また、手や足裏の筋肉は体幹とつながっているので、紙皿を手や足でギュッと押さえることでさらに体幹を鍛えることができるという、ひとつの動きでさまざまな部位を鍛えられる、万能エクササイズなのです。
【行うときのポイント】
・紙皿は手のひらがちょうどおさまるくらいの大きさがベター。100円ショップのものでOK。タオルで代用も可。
・フローリングやラグ、ヨガマットなど、紙皿が滑りやすい場所で行う。
・体幹に力を入れてから動きをスタートするようにする。
・紙皿だけが動いてしまわないように、手や足でしっかり紙皿をおさえる。
・手や足だけで紙皿を動かそうとせず、体幹から動かすことを意識する。
実践!お腹まわりの浮き輪肉解消PPP
体を少し倒すことでお腹前面の筋肉に力が入ります。そのまま紙皿を床に滑らせるようにウエストを大きくひねることで、ウエスト、腰、下腹まで、お腹まわりを360°刺激。エクササイズを続けることで、下腹がへこみ、くびれもでき、体の厚みが薄くなってきます。
★動画 ※動画はFYTTE webで見ることができます
1:床に座り、紙皿を体の横に置く
床に座り、ひざを立ててそろえたら、背すじを伸ばします。両腕は肩の真下につき、手のひらの下に紙皿を置きましょう。
2:体を少し後ろに倒しながら上体を左にひねる
体を少し後ろに倒しながら、体から遠くを通るように左手の紙皿を滑らせながら、上体を左にひねります。自然に右手は前方へ。
3:上体を右にひねる
次に右手の神皿が遠くを通るように滑らせながら、上体を右にひねります。自然に左手は前方へ。左右交互に10回行ないましょう。
前から見ると
★動画 ※動画はFYTTE webで見ることができます
体のまわりを拭き掃除するように、紙皿を手で押しつけながら、骨盤は正面に向け、上体だけをできるだけ左右に大きくひねるのがポイント。背中が丸まらないように、常に背すじは伸ばしましょう。
つらい人は後ろに倒さなくてもOK
体を倒すと下腹がプルプルしてキツイ!という人は、まずは背すじを伸ばしたまま、できる範囲で体をひねってみましょう。ただし、下腹に力を入れるのは忘れずに! 慣れてきたら少しずつ上体を後ろに倒すと、お腹前面の筋肉を刺激できます。
NG 遠くに手を動かしすぎて背中が丸まる
無理に手を遠くまで動かそうとして、背中が丸まってしまってはお腹まわりへの効果は半減。上体をひねることを意識しましょう。
紙皿を滑らせながら体をひねると、何もないときよりもひねりが深くなります。すると少しずつ眠っていた筋肉が目覚めて、気づけばお腹まわりがサイズダウン。ウエストもキュッとくびれて、メリハリのあるボディラインに! テレビを見ながら、おしゃべりしながら、床に座ったら紙皿を滑らせながら上体ひねりを習慣にしてくださいね。
モデル/Saya
撮影/鈴木謙介
ヘア&メイク/金澤美保
取材・文/山本美和