3歳の頃からバレエを始め、近年はバレエを使ったボディメイク講師として活躍してきた城山珂奈見さん。体を動かすことで体型を維持でき、心身が整いリフレッシュできるそうですが、年齢による体型の変化も大きく関係しているようです。
そこで今回、著書『姿勢を直すだけで全身が「上がる」プリエボディ エクササイズ』をもとに、年齢による体の変化についてお話を伺いました。
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30代はもう若くない?垂れない体の分かれ道
「20代のときと同じ生活しているはずなのに、太りやすくなった」
「30代になったら、ムリがきかなくなった…」
よく聞く話ですよね。20代のときの体と30代の体は明らかに違うので、単純に比較することはできませんが、20代と30代を分かつ境目は35歳だと城山さんは教えてくれました。では、具体的にどんなことが違うのでしょうか。
「一般的に、30歳を過ぎると、下半身を中心に筋肉量が年に1%ずつ落ちていくといわれています。筋肉量が減れば、基礎代謝も落ち、日々の消費エネルギーも運動時の消費エネルギーも減っていきます。
しかも、20代のときと食べる量が変わらなければ、消費カロリーより摂取カロリーのほうが多くなるので、当然、余ったぶんだけ脂肪として蓄積されます。さらに、結婚・妊娠・出産を経験した女性は、なおさら体型の変化を感じることも…。気がつくとすっかり太っていた、という人が多いんです」と城山さん。
確かに、結婚して出産を経験すると体型を気にする女性は多いですよね。よくパンツを履いたときの感じがいつもと違って、「お尻が大きくなった? たるんだかも!」「お腹の脂肪が落ちない…」といった話を聞くことがあります。
「そうですよね。出産に関係なく、30歳を過ぎると筋力の衰えによりバストやお腹、お尻など全身が下がってきます。20代のときは細くてスリムだった人も、30歳を過ぎると自分の体は自分でケアする必要が出てくるんです。いくらスタイルのよいモデルや女優でも20代のときのボディラインをそのままキープすることは不可能なんですよ」と城山さん。
運動やエクササイズで筋肉量を増やすことが大事だというのはわかっているけれど、なかなか続かない…、という人は多いですよね。どうしたら楽しく続けられるのでしょうか。
では次にエクササイズやセルフケアを楽しく続ける8つのポイントを教えてもらいましょう。